今年も終戦の日が近づいてきました。8月15日。天皇がA級戦犯として裁かれるべきなのか、どうか。この映画は、それをキーとして展開されます。
>>(Yahoo!映画より)
1945年8月30日、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の司令官としてダグラス・マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)が日本に上陸。彼は日本文化に精通している部下ボナー・フェラーズ(マシュー・フォックス)に、太平洋戦争の真の責任者を探し出すという極秘任務を下す。わずか10日間という期限の中、懸命な調査で日本国民ですら知らなかった太平洋戦争にまつわる事実を暴き出していくボナー。ついに最大ともいうべき国家機密に近づくが、彼と敵対するGHQのグループや日本人たちの一団が立ちはだかる。
フェラーズと通訳、高橋の友情、アメリカ人には理解しがたい日本人の信仰心。この映画の私の泣き所でした。特に歌舞伎俳優、片岡孝太郎の天皇は、上手い!孝太郎扮する天皇の一挙手一投足に泣かされました。
また、この映画でPRとして興味深いことは、トミー・リー・ジョーンズ扮するダグラス・マッカーサーが常に自分の格好良いところを撮影させ、パブリシティを意識しているところです。大統領選挙を意識していたと映画では描かれていますが、アメリカの選挙はパブリシティ合戦と言われているように、このころからパブリシティを意識していたとは驚きでした。