本当にヤバイ状況です。百田尚樹病です。かなり重症です。百田先生の本を貪り読んでます。今回のは、クリスマス・イブに起こった短編小説5編。百田先生ので短編があったなんて。百田先生導入口としては、これがオススメと言いたいところですが、これは私の百田文庫の中ではちょっと異質な感じ。でも、後の解説で、百田先生はこの短編集を先ごろ私が読んでた「ボックス!」の前、「永遠の0」の前に書いていたそうです。そして、編集者にこの本は「希望のある話を書きたい」と言って書いたとのことで、確かに5編全てがハッピーエンド。それも、こうなって欲しいなあと思った通りのハッピーエンド。う~ん、これが良かったのか、悪かったのか。短編ということもあって、ちょっと私は物足りなさを感じたのでした。でも、その中に百田先生の興味を持ったら子供のようにまっしぐら。深く深く掘り下げて、知ったことは周りの人に詳しく話して聞かせるという童心を見た想いです。
あと、おもしろいと思ったのは、解説を、太田出版の編集者が書いていること。だってこの本講談社から出ているんですもん。このあたりのイレギュラーさが百田先生らしいかも。
輝く夜
百田尚樹著
講談社文庫