今、大阪松竹座で「團菊祭五月大歌舞伎」が開催されています。昨年も行きたいと思いつつ行けずじまいだったのが、今年は親戚のおばが誘ってくれたので、行ってきました。

「とにかく、良かった」の一言につきます。

主役級の市川團十郎(市川海老蔵のお父さん)と尾上菊五郎の共演。全て(三幕)見どころ満載。これぞ歌舞伎!!演目は「蘭平物狂」「弁天娘女男白浪」「春興鏡獅子」。特に弁天娘女男白浪は、「知らざあ言ってきかせやしょう」の名台詞を述べる菊五郎さんの堂々とした姿。そして白浪5人が揃っての最後のシーン。「蘭平物狂」の鮮やかな大立ち回りにも感激。鏡獅子は、尾上菊之助さん(寺島しのぶの弟)の迫力ある獅子姿。50回くらいグルグル頭を回す(専門用語で何というのでしょうか)勇壮さに加えて、その後につっと一本足で立つ姿は、どんなに稽古を積んできたかと思うくらいでした。細部へのこだわり、ひとりだけでなく大道具、小道具も含めて全てで完成させている美。いつも歌舞伎を観に行くと何回かはうつら、うつらしてしまうのですが、今回は、瞬きするのも惜しいくらいでした。歌舞伎って本当にすごい。

あまりに感激したので、午前の部も行きたくなり、予約したのでした。

 

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/osaka/2011/05/post_22.html