ようやく1Q84を読み終えました。
正直、長かった・・・。文庫本で6冊。最初は、ドンドン読み進めたのですが、途中からなんだか長い・・・。
村上春樹の本は、ノルウェーの森 以来なので、かなり読んでいなかった。いつも思うことだけど、作家さんって、ほんと、無から有を生み出すものだと。
普通では考えられない物語を作っていく。それに読者がどれだけ感動し、共感し、また人生までも変えられることがある。
今回の1Q84。最初、IQ84 って思ってたから、IQの髙い人の話かと思っていたら、1984年のことだったんです。自分のいる世界が当然の世界だと思っていたら、そうじゃない。微妙に違う。それが月が2つあることで気づく。
諸々ふ~ん、なるほど・・・ということもあったけど、最後が、あまり前の終わり方だったので、正直がっかり・・・。もっと、何か隠されているものがあると思っていた。自分たちは、本当の1984年に戻ったけど、その世界にもDVなど諸々の問題はある。おいてきた世界に住む人々はどうなったのだろう。また、本当の世界には、その人々はいないのか。いろいろ問いかけたいことが多くて、それが入ると、きっと6冊ではなく10冊くらいになるかもしれないなあ。
1Q84
村上春樹著
新潮文庫