働くことが「人をつくる」だから仕事を好きになることだ by cassano
症例様の経過を書くと言っていましたが、ついこの間退院されました笑
書く時間をしっかり作らないとダメですねw
今日は上肢機能改善の指導についてです
患者様の中にはけっこう楽観的に捉えている方もいます。
リハビリという魔法のような、1ヶ月後の手の機能は自由自在に動いている。。。
「脳卒中という病から助かった。しかも独歩自立。じゃあ手も大丈夫だ。」
手というものはそんなに甘くはありません、それだけ複雑で精密な機能をもっていて、少しでも動きにくいと不便さを感じます。
だからまずは、本人様の手の状態や機能回復のイメージをしっかり伝えなければいけまへん!
どういう方が良くなりやすいのか?
どういう練習が効果的なのか?
今自分の手は日常生活ではどんなことに使っているのか?
どういう動きができないのか?
自然に上肢を使用するようになるには、1日上肢を300~400回使うという基礎的な報告
基本的に脳は使用頻度に依存します
M1にnewM1とoldM1という領域がありぞれぞれ接触や運動感覚で活性化する
側坐核や小脳の活性化に比例してM1の活性化も起こることも分かっています
体性感覚や運動イメージなどM1に隣接した領域を働かせることもかなり効果的です
運動学習時の脳活動と上肢の機能改善時の脳活動は類似しています
これだけでもいろいろな指導ができそうですね!
特にこの方は1ヶ月での退院予定でしたので、退院後も続けられる姿勢や習慣、そして自分で問題解決能力をつけてもらうことが1番大事とおもっています
外来でフォローしてもできることは知れています。
だから僕は
上肢機能がどういう原則でよくなるのか?
どんな心構えが大事なのか?
どんな練習の仕方がいいのか?これは次回書きます。
今の腕の上げ方はどういう上げ方で、どんな風によくしていけばいいのか?
日常生活での使用を促し、その使用したことをしっかり教えてください!ちょっとした変化を教えてくださいね!
などお伝えします。
「行動変容」につながるように意識して関わることが大事ですね!
最後まで読んで頂きありがとうございました!