今回の旅の目的の一つは、台湾に残る日本を探すというものであった。台湾には、1895年から第二次世界大戦が終了する1945年までの50年間にわたる日本統治時代があり、現在の台湾にもその日本統治時代の建造物がいくつか残っているということを知り、台湾に来たからには一度は見てみようということで、台北駅周辺にあるこれらの建物を見て回りました。
最初に訪れたのは、台北駅から徒歩で10分位の所にある台北賓館です。台北賓館は日本統治時代の1901年に、台湾総督の官邸として建てられたもので、日本統治時代は、台湾総督の暮らす住居と執務の場である官邸兼迎賓館として使用され、第二次世界大戦終結後、中華民国の迎賓館として使用されています。
普段は迎賓館として使用されている建物で非公開だが、年に数回一般公開されており、その一般公開の日に合わせて、旅行のスケジュールを組みました。迎賓館として使用されているだけあって、絢爛豪華な内装でした。写真の建物の反対側には、日本庭園もありました。

台北賓館の南側にある凱達格蘭大道に出て、次の目的地の総統府に向かいます。総統府は平日の午前中は1階のみ、年に数度全ての階が、一般公開されています(一般公開日は台北賓館と同じだと思うが、行かれる方は念のため総統府のホームページ等でご確認ください)。台北賓館はすべての方に対してウエルカムという感じだったが、総統府は、現在の台湾総統が公務を行う場所でもあるので、銃を構えた衛兵がいたり、身分証明書(パスポート)のチェック、飛行機の機内持ち込みの手荷物チェックのような荷物検査があったりと、結構物々しい雰囲気でした。
総統府は、1919年に台湾総督府として完成した赤レンガ造りの建造物で、第二次世界大戦時には爆撃と火災によって建物の大部分が損壊したが、改修されて今日に至っています。

総統府の内部にはいくつかの部屋があったが、下の写真の肖像画を見たときにこの人誰?と考えてしまった。日本に帰って調べると歴史の教科書にも出ていたあの人ね・・・と納得したが、不勉強で申し訳ありませんでした。

総統府は上から見ると、日の字に見えるよう設計されています。これは、台湾の気候風土を考慮して、採光と通気を重要視した造りになっているようです。日の字の縦棒と横棒の間にある中庭から撮影してみました。

まだまだ日本統治時代の建造物を見て回ります。