弁護士を立てて

離婚の調停が始まった


私は弁護士には、

毎晩のように泥酔し怒鳴られ、

こんなことがあった、

あんなことがあったと説明はした

別居となる日、

夫が息子の頭を蹴り上げたため、

通報し、

警察に保護されたことも話した


でも私は正直、

あんな毎晩怒鳴られる生活に

長く耐えられるとは

考えていなかったが

離婚しようと考えていたかというと、

当時の私は精神的にかなり疲弊し、

毎日どうやって乗り切るかで精一杯で

先のことはあまり考えられなかった

実際、

夫のこんなひどい状態も

いつかは

普通に戻ってくれるのではと

思っている部分もあった


今、考えると

私もかなり精神状態が

良くなかったのだけど、

「離婚」かと問われると

同居中は少なからず、

夫婦関係修復もわずかに考えた


だから、

毎晩怒鳴れたりしたという、

「証拠」が少なかった


暴力なら、

体に傷が残る

何回か乱闘になり、

青アザができたり、

壊されたスマホの写メを

撮っておいたが、

それでは、

「夫にされた」か、

という絶対的な証拠には、

ならないという

第三者の裁判官が見た時、

それが夫にされたのか、

違うのかは、

いくら私が夫にされたと言っても

第三者にはわからないからだ

これでもダメなのかと

絶望的になった


しかし、

ボイレコに撮っておいた音声も、

必要無いという


なぜなら、

息子を蹴り上げ、怪我をさせ、

警察には記録が残っている

診断書もある


それで、

夫に非がある

という証拠が成り立つのだそう


日本の調停、裁判というのは

第一に「証拠」なのだという


警察にその書類を取りに行った