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NYでピラティス三昧

NYで教え・学ぶピラティスインストラクターのブログ

先日注文したPat先生が執筆された本が届きました。

SOSストラップという道具を使って行う肩甲帯と腕のエクササイズのワークブックです。




NYでピラティス三昧-Shoulder girdle book


Pat先生からはじめて本を執筆されていることを聞いたのはもう1年以上前、まだ私が先生のスタジオのトレーニングコース(ピラティスコンサバトリー)の最中だった頃です。当時すでに大枠はできあがっていたようですが、それから何度も何度も修正を重ね、やっと先月出版されました。
全ページにカラーの図や写真付きで、エクササイズに加えて、肩甲帯やエクササイズに不可欠な正しい呼吸の仕方、骨盤の位置についてのアナトミーが、エクササイズに馴染みのない方にもわかりやすいように簡潔に示されています。


これらのSOSストラップを使った肩甲帯ワークについては、タオルワークやスイスボール、ストレッチポールなどと同じく、正確にはピラティスのエクササイズではありません。ですが、ピラティスのエクササイズで使う体の使い方、特に肩甲帯周りの使い方について理解するのにとても効果的なものです。そのため、コンサバトリーでも最終ユニットの中でこのSOSストラップを使った肩甲帯ワークに時間が取られています。


実際、肩甲帯周りの筋肉が正しく使われてアラインメントが決まると呼吸から何から動きが全く変わってきて、いわゆる「(正しいところに)入った」状態にすることができるため、今まで首や股関節に余計な力が入っていたり、或いは体幹がブレまくりだった人が、突然エクササイズが楽にできるようになったり目など、大きな変化を感じる人もいます。



肩甲帯。深いっす。


とうとう購入。


NYでピラティス三昧-Reformer

リフォーマー(タワーユニット付き)。

昨日到着した新品ほやほやです。

ダイニングテーブルをどかして設置(笑)


ずいぶん前から買う買う言っていたものの、いざ本当に注文するまで、メーカーの決定やカスタマイズで結構時間がかかってしまいました。


・・・というのも。

NYではクラシカルピラティス出身者が多く、クラシカルピラティスのエクイップメントといえば、ロマーナズピラティスでも使っているGratzカンパニーが有名です。

Gratzは、Joseph Pilates氏の指定する設計図にしたがって初めてのリフォーマーを作成してから50年以上、その確かな品質を守り続けており、フィットネス業界のトレンドや流行といったものに左右されることなく、信頼のおける精巧なデザインを保ち続けています。ちなみに、私も先日、Gratzのフットコレクターを購入したことをこのブログに書きました。


そのGratzでは、Basilさんという方が長年セールス&カスタマーサービスマネージャーを勤められ、実質カンパニーの顔として実務を担当してこられました。そのBasilさんが、事務スタッフや工場の職人たちを引き連れてGratzから独立され、ご自身のカンパニー、Pilates design by Basilを立ち上げられたのです。


先日二度ほど工場へ見学に行きましたが、Basilさんのエクイップメントには、長年の顧客とのやりとりでヒアリングした要望や、小さいけれどもとても重要なカスタマイズ・・・・たとえば、ベースとなるマットをより体がサポートされるものにしたり、簡単に長さの調整ができるレザーストラップや、背の低い人のためのネガティブ(-)ギアー、ハーフスプリング、などなど。クラシカルピラティスが意図する正確なワークを保ちつつ、いままでのエクイップメントでは体を沿わせることが難しかった人にも対応してくれる余裕と温かみを感じました。そのうえ、注文者の個人的なカスタマイズの相談にも乗ってくれます。私が工場に見学に行ったときは、プロバスケットボールプレーヤーを教えるためのものだという、通常のものより長さも幅も15%ほど大きい、巨大なリフォーマーの製作途中段階を見せていただきました目

私も購入するにあたって何点かのカスタマイズをお願いしています。



私の知る限りでは、日本にはPilates design by Basilのエクイップメントはまだ入ってきていませんが、先日日本でもワークショップを行ったPower PilatesがGratzからBasilにエクイップメントの取引先を変更するなど、NYでも確実にシェアを伸ばしています。日本人の体にもきっとより正確なエクササイズと体の気付きを与えてくれると思いますよ。


Pilates design by Basilのホームページはこちら

http://www.pilatesdesignsbybasil.com/

10月もはや、半ばとなりました。

一応このブログはNYでピラティス三昧、というタイトルのブログなわけですが、ここ最近は


・更新が滞りがちだったりしょぼん


・NYじゃなくてコロラドとかフランスとかへの旅行飛行機の話だったり


・ピラティス三昧って言ってるのにピラティスではない他のトレーニングダンベル?の話だったり



読んでくれている方に「どこがNYでピラティス三昧じゃい!!!」と、突っ込まれても仕方ない内容になっていました。


ピラティスインストラクターとして発信している以上、特に最後の「他のトレーニングの話」については、話題にするにあたって慎重を期してきたつもりです。。。が。それにしても、ここしばらく、「ピラティス」からちょっと離れてました。


他のボディワークのトレーニングをしたり、解剖学について学んだりするのは、もちろんとても良いことだけど、勉強熱心になあまりのめりこんでしまって、筋肉・関節の小さな動きばかりに気をとられてしまうようになると、ピラティスの本質から逆に離れてしまいますし、周りから見たら、「いったい何を教えているかわからないインストラクター」になってしまいます。


でも、他のことを学んだことによって、逆に「あぁ、もっとシンプルにピラティスでいいんだ」と感じたのも、大きな発見でした。それは、学んだことが取るに足らない小さなことだった、という意味なのではなく・・・・・・・むしろ、今年学んだことは先日のこのブログにも書いたとおり、今後一生かけて学びつづけていくかもしれない大きな出会いでした。それを生かしながら、それでいてあれやこれや小細工するのではなく、もっとシンプルに「ピラティス」で良い、と今は思っています。少なくとも、今の自分や、自分のクライアントさんには。



というわけで、今年の残りは「ピラティス三昧」やっちゃいます!!!

痛めた肋骨はまだ本調子ではありませんが、自分の体をを実験台にするぐらいのつもりで、信頼する先生とピラティス・エクササイズに身を任せてみようと思います。


自分の、そしてクライアントさんの体がどう変わっていくでしょうか。



久しぶりの更新です。

実は、ボルダーのトレーニングから帰ってきて一週間、今度はフランス凱旋門 に行っていました。


今回はトレーニングやカンファレンスではなく、ひっさびさの、純・バケーションです。


1ヶ月以上おとなしくしてた甲斐あって背中の痛みも無くなってきました。なので、久しぶりにプレ・ピラティスをすっ飛ばしてエクササイズに挑戦(バケーション中なのに・・・)にひひ





しかも







世界遺産でーーーー!


NYでピラティス三昧-MSM




なにやってんだか、という周りの人の目はこの際無視(笑)


充実した6日間でした。

エリック・フランクリンと、モートン・ディスマーによるフランクリンメソッドのトレーニングYear1を終え、NYに戻ってきました。

今回ボルダーでトレーニングをしたグループでは、うれしいことに全員が無事テストに合格し資格を頂くことができました。



このフランクリンメソッドYear1トレーニングではイメージを使ったトレーニングの様々なアプリケーションの仕方とその教育法、また骨や関節の動きに着目してプラクティスを積んできましたが、いかに自分が自分の体のことを知らず、また、感じようとしていなかったか、思い知らされました。

自分の体で感じていなければ、人に教えることなどできません。モジュール2、3と進んでいくうちに知識だけが増えていき、自分の体で実際にEmbodiment(自分の体で感じ、取り込むこと)ができていない、と悩む辛い日々でした。


また、ピラティスインストラクターがフォーカスをおく「筋肉」が人間の心体を構成する要素のほんの一部でしかないということも学ぶと共に、自分の中で大きな葛藤もありました。ピラティスはコア・トレーニングと言われるけれど、たとえば腹横筋のエキセントリック収縮に集中してエクササイズを行うのと、脊柱の椎間板の、更にその中の髄核の動きをコントロールしようとしながら行う動きと、いったいどちらがより「コア」なのかと問われれば・・・・・・答えは明白ですよね。それを認識しつつも動きを教えるときにあえて筋肉にフォーカスを置くのと、知らずにただ筋肉の動きを教えるのとでは動きの質に大きな差が出ます。

ハードな試験が終わった今、今回の経験が、今後の私のピラティスの学び・教えにどのような変化をもたらすのか、純粋に楽しみです。



さて、エリックはYear1の最終モジュールの最終日に、内臓のムーブメントにフォーカスを置いたクラスを紹介してくれました。

Year1で骨、Year2で筋肉の経験解剖学を学ぶけれども、実は内蔵のムーブメントこそが体全体のムーブメントを作るためのキーであり、内臓が機能的に動かないと、骨や筋肉も含めた体全体のトーンやコーディネーションが保たれない、ということ。・・・というとなんだか難しそうに聞こえるけれども、これらは皆、自分の体の中で実際に起きていることです。


エリックは、


"I'm just teaching you your own body"

「 私はただ、あなたたちの体のことを、教えているだけなんだよ」


と言います。

でも、世の中の何人の人が、体が屈曲するときに肝臓が踊るように動く、などということを実際に体の中で感じながらエクササイズを行っているでしょうか。幸せな脊柱、などポジティブなことを考えるだけで肩の緊張が取れ姿勢が改善すると思うでしょうか。

このトレーニングで得たものは、単に資格証だけではありませんでした。これから数年、数十年、一生かけて学び、感じ続けていくことの、入口の扉を開いてもらったのだ、というように感じています。




さて、日本でもモートンが去年からフランクリンメソッドのトレーニングを始めているとか。ということは今後私が日本に帰ってからもYear2、Year3と日本で学び続けられる環境があるということですね。楽しみです。



※写真

エリック・フランクリン(上)、モートン・ディスマー(中)、

それから、6月のPat先生の日本人ワークショップでもお世話になった、Level2エデュケーターのジャン・ダン(下)と。


NYでピラティス三昧-Eric


NYでピラティス三昧-Morton


NYでピラティス三昧-Jan