自民党総裁選の異様さと今後の自民党 | NYのブログ

自民党総裁選の異様さと今後の自民党

一政党であるはずの自民党総裁選がメディアを賑わしている。

 

この点は、自民党のほぼ関連団体である広告会社電通の影響力、自民党人脈の必死さと感じるべきである。つまり、衆議院選挙のためである。

 

国民は、自民党総裁選においても、現時点の与党としての矜持さえ見せることができず、評論家のごとき政策論争にたいして、与党じゃん、国会で議論するため国会開けばいいじゃんって思うべきである。

 

また、ここ最近では、安倍前首相の高市氏支持が活発なことが、彼のツイッターから確認できる。

 

安倍前首相の影響力から、ネット保守や宗教関係者の行動を動かしているようであり、その行動やツイート内容はカルトの特徴である「指導者への熱狂的な支持表明と運命共同体のごとき仲間意識とともに示される敵対者に対する過激な発言と行動」を見てとれる。

 

彼らの意識には、安倍教徒の下に一般自民党員を、さらに、その下にそれ以外の国民を置くかように、彼ら独特のカルト的な愛国思想の階級意識が露わになってきていることを懸念する。

 

このような異様な状況を、自民党が止められないのも、小選挙区制の政党公認候補になるため、政党の有力者に逆らえないヒラメ議員が増えてしまったためであり、自民党候補者議員の圧力組織としても安倍教徒が効果を発揮しているのだろう。

 

自民党総裁選で、岸田氏がかろうじて勝つことを私はまだ期待しているが、それは、自民党が今後の安倍教徒のさらなるカルト化にさらされることは、自民との歴史に禍根を残すだろうと心配しているからである。

 

まともな自民党員であるなら、バランス感覚のある岸田氏を投票すべきであろう。

安倍前首相・菅首相の自民党イメージを変えて、野党への支持に流れを最小限するのは、私は、岸田氏だろうと思う。

 

さもなければ、自民党の党勢縮小の始まりが、今後、明らかになるだろう。さもなければ、日本自体の凋落の加速も止められない。

 

もちろん、発言内容は野田氏が一番まともであるのだが、自民党国会議員の支持が少なすぎる。

 

河野氏は、パフォーマンスが得意であるが人間的に独善的すぎる行動が目立ち安倍前首相の似たところを感じる。

 

 

仮に、自民党総裁に高市氏がなって、かろうじて次期衆議院選挙で勝てたとしても、安倍前首相の影響のもと、何事も、掛け声倒れに終わり、やはり、自民党ではだめだとはっきり国民の心に刻まれるだろう。

 

現状の日本を国難とか言っている自民党議員もいるが、与党である今、何もしないで自民党総裁選やっていることがサル山合戦でしかないことに気づけって言いたい。

 

 

野党にとって、岸田氏より高市氏のほうが戦いやすいだろうが、戦い方の卑怯さで、安倍教徒のやり方は気を付けないと、SNSでの陰湿なデマツイートされる恐れや、野党議員の失言や行動を監視し拡散してくるだろう。

 

彼らの一体感は高市氏が自民党総裁選出されることになればさらに高まり、彼らの発言や行動が過激になる可能性も否定できない。

 

野党共闘の一体感が揺さぶられ、自民党の一体感に見劣りが過ぎれば、国民の多くが負け戦には加担しないという雰囲気になるので、スタンドプレーが過ぎる危ない候補者に対する説得もしくは公認取り消し等は厳格にすべきである。

 

また、野党の露出をテレビで難しいなら、SNS、ユーチューブ等の動画でできないかを共闘する野党で考えるべきである。

 

野党共闘の変革のイメージをリアリティのある言葉で発信していってほしい。

 

多くの国民が反日ではなく反カルトになってほしいものである。