こんにちはニコ


前回、水族館でトレーナーさんと海の動物との信頼関係を見た話を書きました→




いろいろな方のブログを拝見していると、教育の現場では、この信頼関係という1番大事なことがないがしろにされているような気がしてならないのです。



大阪府立の特別支援学校で起きた、この事件が物議を醸しています。




ーーーテレビ大阪 やさしいニュースHP




 発表によると、9月27日の授業で、介助が必要な生徒を移動させる際、教諭は痛めていた右手小指を強く握られたことに腹を立て、生徒のあごを持ちながら約2メートル移動させた。更に首の後ろをつかみ、「ぶん殴るぞ」などと言ったり、生徒の胸に両手を強く押し当てたりしたという。

 同じ授業を担当したほかの教員から報告を受け、教頭が確認したところ、教諭は暴言や体罰を認めた。校長と教頭が同日、生徒の家庭を訪れて保護者に謝罪した。


ーーーー読売新聞オンライン2019.10.24






教育者としてあってはならない、という意見の一方で、そう言いたくなる気持ちも分かる、といった意見も見られます。




でも。

ここは教育の場なのです。




「障害者だからといって許されない」ようなことを生徒がした、と思うのであれば、そこは、教員としての仕事があったはずです。



何がいけないのか、どういけないのか、どうするべきだったのかを、分かりやすく生徒に諭してあげるべきだったでしょう。



このような時に、きちんと話を聞いてもらうためには、お互いの信頼関係は不可欠なのです。



私は、声を大にしていいたい。



そこに、信頼関係はあったのか


と。




同じ授業を担当したほかの教員からの報告で、明らかになったようですが。



当事者がモノを言えない弱者の場合、このような事例はもっとたくさん隠れているのではないか、と思うとやりきれません。