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りょうへいのピアノ発表会の様子はこちら
↑ひらがなも数字も読めない、書けないし、お話もできない未就学児だったころから、視覚優位の特徴を生かして続けてきたピアノです。
ぜひご覧ください🙇♀️
りょうへいは、週に一回のペースでピアノレッスンに通っています。
りょうへいは、現在でも、生活に根ざした簡単な言葉しか理解できていません。
ご飯を食べる、とか、プールに行く、とか。
ピアノの用語は、ピアノ(弱く)フォルテ(強く)など、よく使うものは一通り分かっています(のはず、、、
)

でも、フォルテといっても、力一杯叩けばいい、というものでもないし、モーツァルトとベートーヴェンでは、弾き方が違ったりするのです。
(知らなかった
)

こんな貧弱な語彙力では、ピアノなんて教えられないと思いますよね。普通。
先日、レッスンでバッハを弾いていた時のことです。
バッハは、あまり感情を込めないで淡々と弾くように言われていました。
そのせいか、その時は力を抜きすぎていて、「軽すぎるな」と私も思っていました。
でも、楽譜通りに指は動いているし、まあ合格かな、なんて思っていたのですが。
先生「今のだと、口笛吹いてるバッハさんみたいだから。
もうちょっと威厳のある感じで。」
威厳

私なら絶対使いませんね。この言葉。
そんなん、伝わるわけないじゃん
って思ってしまいますから。

それでも、その後の演奏は全然違っていたんです

何がどう伝わっているのか分かりませんが。
注意をする前の演奏だって、よく練習していたし、そこで合格にしていても全然おかしくはなかったのです。
でも。
その一歩先を、先生はいつも目指してくださっているのだ、と。
重度の知的障害の自閉症だから、このくらいでいいだろう。
これ、特別支援教育の現場ですごく感じることです。
よく、「限界を決めない」のが大事だ、ということは言われていることだとは思いますが。
そうすると、すごく教える側も教えられる側も、歯を食いしばって涙を流して頑張る💪姿をイメージすると思います。
なので、そうは言っても大変だし

ってなってしまうと思うのです。
でも。
今ある状態から、
「ほんの一歩先」
を目指す。
これを日々心がけているだけで。
長い目で見れば、ずい分違ってくるのでは

そんなことを思ったピアノレッスンでした。
2019/6/30発表会 終了後