妊婦さんの骨盤の関節が痛くならない動きをつくる | 産前産後ママのトラブルを医学的にサポート理学療法士かなみ

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産婦人科でリハビリを担当している理学療法士が、産前産後の痛みトラブルについて考えるブログです。
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産前産後ママのトラブルを

医学的にサポート。

産婦人科で働く
理学療法士の山崎かなみです。

 

 

 



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関節をぐらつかせない

 

 骨盤の関節は、

上の図のように真ん中の骨、仙骨が、

くさびのように上からはまり込む形になっています。


赤い矢印が逆ハの字で書かれているような感じです。


そして、横から見たときには、

仙骨は前に傾いていた方が、

関節は安定します。


なので、これらと逆の状態になると、

関節は不安定、ぐらつくストレスが大きくなり

痛みを作ったりします。


赤い矢印が、逆ハの字ではなく、

真っ直ぐ水平になるように、

骨盤が傾いてしまう。


片方の足に体重乗せて、

前からみて骨盤が斜めに傾いている

感じです。


さらに、骨盤が後ろに傾いていると、

関節はアンロックと言われ、

ロックが外れた不安定な状態に。


 

​正しい運動方向を学習させる

 

こんな風に身体を使う癖がある場合には、

修正が必要です。


やり方いろいろだと思いますが、

ニーリングというやり方で修正することが

あります。



 

①正座になる。

②下腹を両手で優しく支える。

③息を吐きながら、膝立ちになる。

この時、両方の膝に均等に体重が乗るように
意識する。

骨盤が、左右に傾いている気がする場合には、腰骨に手を置いて左右対象に動かすイメージで。

膝立ちになった時に腰が反りすぎてしまう場合には、軽くお尻のほっぺにも力を入れてみましょう。

★この動きをする時には、斜め上を見上げながら行います。


 指導する側の方は、  

 膝立ちの妊婦さんの前に立ち、

 目線を上に向かせることで、胸腰椎 がしっかり

 伸長するようにします。


 施術する仕事の方は、

 後ろから、仙骨が後傾しないか、

 角運動が起きないかをチェックします。


(細かいですが、重心の位置が非妊娠時とは

異なるので、正座から離殿する最初の骨盤前傾

が起きにくい場合には、

体の前に肘をつく台や椅子を置いてやってみるといいと思います。)

  

 骨盤の関節が安定する、

 正しい動きを繰り返して学習する。


 

 今日は、妊婦さん向け教室でこんなこともやりました。


 

 立ち上がりや歩き始めに、

 骨盤の関節が痛む場合などトライしてみて下さい。


では!

 

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