産後に骨盤矯正に行かないと〇〇になるよと言われても不安にならないで。 | 産前産後ママのトラブルを医学的にサポート理学療法士かなみ

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産婦人科でリハビリを担当している理学療法士が、産前産後の痛みトラブルについて考えるブログです。
一般の方、民間サービスの方に役立てて頂けたら嬉しいです。

 

理学療法士の山崎です。

 

 

昨年末からずっと放置していたブログですが、

また、記事再開しますーーー

 

こちらのブログでは、

 

妊娠

出産

産後

 

それぞれについてリハビリのプロである

理学療法士の視点で、

 

一般の方向け、専門家向けにお伝えしています。

 

私の個人的な話も出てきますが、

よければお付き合いください。

 

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ブログに書かない間にも、

臨床には出ているわけですが、

 

ママさんたちに、聞かれないことはない、

こちら、

 

『産後の骨盤矯正いった方がいいですか。』

 

何度もブログでも書いていますが、、、定期のお知らせみたいなもんです笑

 

 

結論から言うと、

 

『行かなくてもいい』

 

『も』ですよ。『も』

 

 

そもそも、医学的に骨盤矯正っていうのがないんですよね。

 

なぜならば、骨盤の関節が矯正するほどずれないという

認識だからです。

あと、矯正って何をもって矯正っていうんだっていう。

 

 

まぁ諸説ありますが、
骨盤の関節は動くとしても1、2mmの世界です。
(強靭な靭帯で関節は支えられてます。)

 

おそらく一般の方がイメージするほど、関節のずれや

歪みは起こりにくいのです。

 

 

それでも、確かに骨盤がゆがむことはあります。
腰骨の高さが左右で違ったり、

横から見たときに骨盤が後ろに倒れていたり。。。

 

私も、必ず評価しますが、

 

この歪みは、骨盤全体の傾きという感じです。



そして、出産後の骨盤の関節は、

結構早い時期にきゅっと戻ります。

 

(産婦人科で年間500人くらいの出産直後のママの

骨盤を触っております。)

 

産後翌日でも、骨盤の関節がしっかりと安定

している人もいます。

 

 

問題はその周りの、動くときに骨盤をコントロール

する筋肉の働きです。

ここの筋肉の弱さや左右のバランスの悪さで、

骨盤が傾いていたり、動作の時に骨盤が安定しない

ことがあります。

 

なので、

骨盤の関節がずれて開いちゃう!から骨盤矯正いかなくちゃ

いけないですよね?

 

という場合には、『行かなくてもいい』という答えになります。

 

行かなくても、

関節はそもそも大きくずれないし、産後早く閉じていくので、

mustではない。

 

とはいえ、骨盤の傾きをつくる筋の状態など、

産後の体の状態を専門家にみてもらうことは、

 

私はいいことだと思っているので、

 

そういう意味で、骨盤ふくめてみてくれる所には、

いってもいいんじゃないかなーと思ってます。

 

 

いいたいことは、

 

骨盤矯正行かなかったから、

 

骨盤がずれたまま

骨盤が開いた

骨盤がゆるんだ

体重がもどらない

 

という訳ではないので、不安にならないでってことです。

 

じゃぁ、自分でどんな風にケアしたらいいのって

ところは、

 

過去の記事にも書いていますし、

これからもまた書いていきたいと思いまーす。

 

去年も同じこと書いてましたー笑
出産後すぐは骨盤ぐらぐらなんですよね?3000人の産後の骨盤を触ってきて・・・ | 産前産後ママのトラブルを医学的にサポート理学療法士かなみ (ameblo.jp)

 

ーー専門家の皆様へーー

『女性のからだを守る骨盤学』

講座は今週末に募集を開始しようかなー

と思っています。

 

久しぶりにリアル開催予定しています。

 

 

 

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