脱ギャンブル→57日目 家族との面会→3/31
前回の続きです。
今回はいよいよラスト
効果的なギャンブルの抑止行動
に関して綴りたいと思います
前回まではギャンブラーとギャンブルを知ってもらうのみの内容でした。
ここからが私がお伝えしたかった内容です。
どうすれば家族のギャンブルを抑止出来るのかをお伝えします
内容には自信があります
人生の約半分でギャンブルと借金と関わり
人生の約半分で仕事としてギャンブルに携わり
更生施設に黙って3年お世話になっておけば離婚もしないと言われながらも、施設には入らず離婚に至った依存症が
施設に入る代わりに代替案として構築したメソッドです
このメソッドは3つ程、問題があります。それを知ったうえで、家族のギャンブルに困っている方は参考程度に活かして頂ければと思います
問題点は
・家族の協力がないと成り立たない
・まあまあ大変
・発案者がまだ治療中で説得力がない
「まあまあ大変」に対して補足すると、このメソッドは
「施設で3年間、600万円を払って治療する」に対抗する、同程度の効果が見込めるものとして考えたもので、それなりに本人と家族の負担は生じます。負担は金銭面ではなく精神面です。
前置きは終わりにして、本題です
このメソッドは4段階の仕組みとなっており、順番がとても大事です。順番を間違えるとマイナスに働いてしまう事もあるのでご注意下さい
ではまず4段階の御披露目です
①ギャンブルをする動機を無くす
②ギャンブルをする機会を無くす
③本人が制限や負担を負う(嫌がったら①に戻る)
④治療を行う
それではひとつずつ説明していきます
①ギャンブルをする動機を無くす
動機を無くす、と書いておりますが、「ギャンブルをする理由なんて人それぞれだろ」と思われるかもしれません。しかし借金を抱えている依存症の動機は↓これ一択です
負け分(借金)を取り返す為。家族にバレないようにする為。
始まりはただただ楽しいからとギャンブルをしていたとしても
借金を抱えながら、使ってはいけないお金を使いながら
「ただただ楽しい♪」
「ストレス発散にはこれだよね!」
という気持ちでギャンブルしてる人なんていません
つまり動機を無くすということは
家族が借金をつきとめる、把握する事。
と言い換える事が出来ます。借金を隠した状態で治療を開始してもなんの意味もありません。なぜならその借金を返す為にはギャンブルしかないからです。家族持ちで家族に借金を隠しながらギャンブル以外で返済する術をお持ちの方は、そもそも借金しません。
動機を無くす=本人に
「もう借金の事を一人で抱え込まなくていいのか」
「バレてしまったけどもう嘘をつかなくて良いのか」
という心持ちにすること
これが始まりで、一番重要な事です
どうやって隠している借金を追求するのか?
関係性が壊れる恐怖や知る恐怖に打ち勝って対話をするしかありません。お金の減り方に不安を感じているので、もし借金があるのなら正直に話してほしいと。家族の未来の為に、安心する為に信用情報機関に問い合わせたいと。
このタイミングでの重要ポイントがあります
本人からの申告を鵜呑みにせずに必ず信用情報機関に開示請求する
ということです。今回のシリーズでも触れておりますが
依存症者は家族を悲しませないために、保身のために嘘をつきます
全ての借金を打ち明けない場合があります
常人ならこのタイミングで嘘をつくこと、一部を隠すことはなんの意味もないだろうと思われるかもしれません。
でも我々は嘘をつくのです
信用情報機関の利用の承諾を得たら、最後に
本当にここで全てをやり直したいから、本人に借金で苦しんでほしくないから、隠していることがまだあれば、ここで吐き出してほしい。友人や闇金からの借金はない?もう隠す必要はないんだよ。
と信用情報機関では明らかに出来ない友人、闇金への借金を問いただすことを忘れずに行いましょう
ここまでが
①ギャンブルをする動機を無くす
となります。このメソッドの土台となるパートなので最後にまとめます
①ギャンブルの動機を無くす
=借金をつきとめ、把握する事
=本人に「もう隠さなくていいんだ」と思わせる事
=口頭での情報のみならず、信用情報機関を利用し明らかにする事
=友人や闇金での借金も話せるようにうまく持っていく事
きりが良いので今日はここまでにします
愛する妻と娘たち、今日も1日お疲れさま。
そしておやすみなさい。
今日もご一読ありがとうございました♪