なかなかすごい作品でした。
息子をグアンタナモから取り戻そうと奮闘する母のお話です。
(弁護士さんもなかなかの活躍)
大統領と対峙するような場面は残念ながらありません。
母ラビエ(ミセス・クルナス)がめっちゃすごくて、
弁護士事務所にアポ無し突撃したり、
一方通行を逆走しちゃうようなトンデモおばちゃんなのですが、
そのパワーが息子さんを救ったのかも、と思いました。
そして、内容は本当に厳しいのに、
コメディタッチで明るい作品になっているのがよかったです。
エンドロールで本人たちの写真が映し出されるのですが、
すごく似ていてびっくり。
息子がなぜパキスタンに行ったのか
本当のところは分かりませんが、
(私はちょっと怪しいと思っちゃいました)
裁判もなしに収監するというやり方が間違っているのは確かで
そこを突いたわけね…と納得。
しかし、一日中光と爆音に曝されて何年も生き延びた息子さん、
ものすごい経験をしてしまって
どうなってしまったのかと思ったら
ソーシャルワーカーになったとか。
母の愛と根性あっての帰国&社会復帰。
本当によかった。