映画『イニシェリン島の精霊』鑑賞 | Be Here Now

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現在は、ほぼ映画ブログになっております。たまに旅行や食事のことも。不定期更新です。コメントをいただくのは大変ありがたいのですが、あまり関係ないと思われるものにはお返事はしておりませんのでご了承くださいませ。

風景がまさしくアイルランド!でした。


ちなみにタイトルは、コルムが作曲した作品のタイトルです。

精霊そのものは出てきませんので、あしからず。


さて、私イニシュモア島(ロケ地)に行ったことがありまして、

この作品に出てくる荒涼とした風景は実際に見たものと同じ。

懐かしかった〜!

(もちろん1923年のままではありませんが)


内容的には、これはアイルランドの内戦の比喩なのだろうと思いつつも

静かに狂っていくふたりがとても怖くて

震えながら観ていました。


指を切って平然としているなんてあり得ないんですけど…(これも比喩なのでしょうけど)


個人的には、ロバのジェニーと

警官の息子のドミニクが不憫で泣けました。

ドミニク役のバリー・コーガンは見た目が狂ってる(失礼!)から

ヤバい役なのかと思ったら、

実は一番まともかも…という役でした。


風景だけはずっと美しくて、それがまた観ている人を複雑な気持ちにさせるのでありました。


とりあえず、観る価値は大いにある作品だと思いますので、ぜひ。