台湾文化センターのオンライン上映にて鑑賞。
2021年に台湾で公開された作品で、
原題は『聽見歌再唱』。
廃校を阻止するために合唱コンクールに出場することになった
原住民の村の先生と子どもたちのお話です。
(※台湾では「原住民」と呼んでいます)
シンプルによいお話で、素直にじーんとしました。
若干盛り上げすぎ(土砂崩れで車が通れなくなるシーンとか)の感もありましたが、
子どもたちは素朴で可愛いし、彼らや原住民の大人の方たちの歌が素晴らしくて、
もっともっと彼らの歌が聴きたくなりました。
独特のあの歌声はどうやって出しているのでしょうか…
馬志翔さん演じる先生の、大学時代の厳しかった教授が
「都会の子と同じように歌うのではなく、
自分たち(原住民)の歌い方を大切にしなさい」
という意味の台詞を言うのですが、
本当にその通りだなぁ…と感心。
そして、歌手が本業のEllaさん(音楽の先生役)、
歌って聴かせるようなシーンがなくてちょっと驚きましたが
あくまでも主軸は子どもたち、そして村人たちの歌なのでしょう。
その潔さにもまた感心した私でした。
日本で公開するかは分かりませんが、
昨年オンラインで観た『ぼくらの後半戦(下半場)』が
『運命のマッチアップ』というタイトルで
6月に公開されるというニュースもありましたし、
いつか(配信などもあるし)また観る機会があるかもしれません。
その時を楽しみに待つことにしましょう。
余談:
五月天の『知足』という歌、今までに相当な回数を聴いていますが、
改めて良い歌であることを再確認。
じっくりと歌詞を見ながら聴き返そうと思います。