台湾巨匠傑作選2021にて鑑賞。
ずいぶん久しぶりに観たのですが、
こんなにしょーもない(失礼!)お話だったか、と思いました^^;
いや、うまくいかない人たちのお話をこんなにもかっこよい作品にしてしまう侯孝賢監督が素晴らしいのか。
そして、伝説的なバイク運転シーンの長回しが、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督作品に慣れた今、
全く長く感じないという不思議(笑)
作品の評価については、何を今さらなので
超個人的な感想を。
この作品には、台湾映画あるあるが詰まっていて、
例えば、ビリヤード場が出てくること、
美味しそうな料理が出てくること、
お茶碗にご飯を山盛りにして、そこにおかずをのっけて食べること(しかも立ったまま)
平渓線の線路と十分の風景、
周りに必ず海外移住する人がいること、
などなどを観ると
あー台湾だ、となんか嬉しくなっちゃうのです。
気軽に台湾に行けない今、
濃いー台湾を味わった気分になりました。
実際(現在)の台湾はこんなにベタではありませんが^^;
余談:
高捷演じるガオ兄貴と引っ越し屋さんとの刺青談義がツボでした。
自分で彫っているという引っ越し屋さんもすごいけど、ガオの渋い刺青はトーキョースタイルなのだそうで。
二人でめっちゃ通な会話をしていたのですが、
トーキョーとキョウトの違いなんて、どこにあるのでしょうね(素人の感想)