(クロージングセレモニーは11月30日に行われていましたが…)

コンペティションでは、『花咲くころ』が最優秀作品賞に選ばれました。
TIFFといいFILMeXといい、自分が観た作品が選ばれると
自分の選択眼を褒められているようで気持ちが良いものですね♡

ぜひ、いろいろな人に観ていただきたい作品です。
(公開するのかな…?)
さて、特別招待作品は4本鑑賞。
こちらは次々と公開が決まっているようです。
・『鉄くず拾いの物語』
監督は、ダニス・タノヴィッチ
「実際に起こった事件をその当事者たちを俳優として起用し、9日間という短期間で一気に撮り上げた作品」とのこと。仕事、収入、社会保障、医療費などなど、厳しい現実が語られます。ちなみに、主人公を演じていた方はその後定職に就くことができたそうで、それを聞いてホッとしました。だって映画の中ではほんとうに辛そうだったのだもの。
ベルリン映画祭で審査員グランプリ、男優賞、エキュメニカル賞特別賞の3賞受賞

タノヴィッチ監督は、ヨーロッパの右傾化、ロマ問題についても熱く語っていらっしゃいました。

・『わたしの名前は…』
監督は、アニエス・トゥルブレ(アニエスベー)
まず、使われている色が独特。主人公セリーヌの着ているTシャツや、彼女が乗り込むトラックの赤が印象に残ります。また、トラックに飾られた馬や海辺で子どもたちが遊ぶボールの青もまた印象的。さすが、アニエス。ただ、モノクロや急にストップモーションになったり、文字が書かれたり、実験的な映像も差しこまれるのですが、それは少しやりすぎの感もあったかな…
お話は決して明るいものではないのですが、セリーヌと長距離トラック運転手のピーターが旅をするシーンはとてもよかったです♡
ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映
アニエスさん、質問に丁寧に答えていらっしゃいました。

・『閉ざされたカーテン』
監督は、ジャファル・パナヒ&カンボジヤ・パルトヴィ
パナヒ監督は政府によって映画製作を禁じられているので、もちろん来日はなし。
別荘に犬を連れた作家が、執筆活動をしにやってきて、彼は何故か別荘の窓に黒いカーテンを取り付け、外から中の光が漏れないようにしていくのだが、そこへ政府に追われた1組の男女が逃げてきて…
という感じで物語は進んでいくのですが、いつのまにか登場人物がいなくなったり、急に登場したり、なんと言うか、とても不思議な作品です。映画ならではのトリックというべきでしょうか。
ベルリン映画祭脚本賞受賞
・『ピクニック』
監督は、ツァイ・ミンリャン
台北の郊外に暮らす父親と二人の子供たちの姿を、長回しで見つめ続ける作品。
これはきつかった~!どこかの映画祭で「長すぎやしませんか?」と言われたとか言われなかったとか。主演の李康生が看板を持って雨の中じっと立っていたり、チキンを黙々と食べたり、キャベツをバリバリ食いちぎったりする姿をずーっと観ていなければならないつらさが…そして、ラストシーンには本当に参りました!勘弁してくださいって謝りたくなってしまいました(笑)
ヴェネチア映画祭審査員大賞受賞
予定外の挨拶で監督登場!若い&カッコイイっす。

FILMeXならではの、作家性の強い作品ばかり鑑賞したので、お腹いっぱい…
ヨガで言えば「カウンターポーズ」ということで
ハリウッドの超大作でも観にいこうかなぁ。
…でも、何かやってましたっけ?
(全く知らないわ…)