長男の成長 | 黄昏新婚夫婦の切ない遠距離生活

長男の成長

この一週間で、長男は、20時間のボランティアをこなし、
春休みを無事に終了することができた。

よく頑張ったね。
お疲れさま。

私たちの場合、家庭内で子どもが、母親を手伝うのは、
「当たり前」なので、報酬はもらえないのだけれど、
外で仕事をしたら、それなりの「ご褒美」がもらえるんだと
今回は、長男も肌で感じたと思う。

オフィスには、たくさんのグディーがあり、
毎日、手作りのクッキーやらケーキやらが差し入れされていたらしい。

「マミーも一生懸命お仕事しているから
マミーにも、これ、もらって来た」

とチョコレートとか数個お土産でくれたりして(w)。

ありがとう!

たくさんの人々からも、気に入ってもらって可愛がってもらったようだ。

毎日、ランチに連れて行ってもらって、
たらふくごちそうしてもらったらしい。

食べ盛りの長男、美味しいものを毎日食べることができて、
それはそれは満足そうだった。

よかったね。

「できれば、ずっと続けてほしい!」

とか

「彼みたいな働き者が、あと2人いたら、うちの部署も随分と助かるのに」

とか

「アダプトしたいわ!」

とか散々褒めまくられて、嬉しそうだったし。

私も、迎えに行ったら

「本当にアナタの子ども?
背も高くて、すっごいハンサムね!」

とか

「今までのボランティアの中でも一番のハードワーカーで、
スイートボーイ!」

などと言われ、
長男の外面の良さに、やや呆れるも、
やっぱり親としては嬉しいに決ってる。

「いつでもアダプトして頂戴」

とか

「家の中でもそうだったらいいんだけど!」

などなど冗談で返すも、こういう時は、
今までの子育ての苦労も、なんとなく癒されて、
自分がしてきたことが少しは報われたなと感じる瞬間だったりする。

私のディレクターのところにも、噂話が届くようで、

「まあ、ジャスティンったら、
みんなにスゴい評判よ!」

He shows what you put in.
(あなたの躾がよかったのね)

と言われた時は、涙が出そうになった(w)。

本当に、ありがたい。
皆さん、どうもありがとう!

まだまだローカルな場所だけれど、
「外」に出すというのは、本当にいいことなんだな、と思った。

この夏休みは、どこかでバイトでもしてもらおうかな。

先輩ママさんたちから、

「うちの子なんて、もう23歳だけど、ほにゃらら」

とか

「うちの子どもが16歳ぐらいのころは、チョメチョメ」

など、自分たちの思い出話にも花が咲き、聞いていると
結局は、どこでも同じなんだなと、安心したり。

親業とは、本当にスゴい仕事だなとつくづく思う。
そういう大変なことを、みんなこなしているわけで、

「子育てこそ、世の中で一番大変な仕事である」

という歴史上でも偉大な功業を成し遂げた人々が言った言葉が、
ズーンと心にも響いてくる。

車の運転も始めたばかりということで、
いろいろな人たちがよってたかって、たくさんのアドヴァイスもしてくれた。

「車、他にも持ってないの?
君の車、高校生にはちょっと運転しずらいと思うから、
安くて乗り潰す気持ちで、車買って上げたら?」

とか

「初心者だったら、もっと小さい車の方がいいんじゃない?」

とか。

一挙に親戚のおじさんおばさんが、増えた感じ(w)。

まあ、できることとできないことがあるわけで、
それなりに聞き流したりしているけど、
これについてもありがたい。

長男もみんなに心配され愛されながら生きているんだなって、
感じてるかな?

学校で、必要とされているボランティアの時間は、殆どもうこなしたので、
多分、これからはもうそんなにできないとは思うけど、
今回の経験は、私にとっても長男にとっても、
とても充実した貴重な体験となった。

ボランティアはアメリカでは、やればやるだけ
「レジメ」にもいいようだが、
そんなことは、おいておいても、やってよかったね、
と長男とも言っている。

長男は卒業までにまだ2年ちょっとあるけれど、
来年ぐらいになると勉強ももっと忙しくなるし、
早めに始めておいてよかったし。

たくさん褒められて重宝されて、気をよくしているが、
これがビジネスの世界になったりしたら、
わけが違うんだからね、ということも言っておいた。

いい思い出として心に留め、
所詮、小さい田舎のコミュニティーサービスだったということも自覚してもらいたい。

もっと大きい広い世界でもっといろいろなことを、経験しないとね。

「わかってるよ!」

と言っていたけど。

早いところ、親が与える世界を越えて、
一人で空高く大空へ飛び立って行けるようになってほしい。

車の運転についても、一緒に乗って練習していても、

「マミー、今、行ってもいい?」

などなど、まだまだ私の顔を見て確認してくる。

見るのは、私の顔じゃない。
前方だったり後ろだったり、兎に角、自分で確かめて頂戴ね。

と言いつつ、彼が私を必要とするのは、これが最後なんだろうな、と思ったりして。
そう思うと、丁寧に、しっかりと教えてあげなくちゃ、と思えてくる。

手に汗握るけど(w)。
そして、これからも、まだまだ手に汗はかくだろうけど。

16歳になった長男の成長を大きく感じた
2015年、春のことでした。

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