NYLON―――――――――――B

 

Amebaでブログを始めよう!

不滅の少女に憧れて

「 きっと 


  君を待っていた


    何処かで       ずっと 」



こんな孤独を味わうのなら


いっそ 今までの様に一人で居た方がよかったのかもしれない



沈黙が二人を幸せにする


君は私の中へ入ってゆく


存在だけを残して


消え去る



嗚呼、この幸せには終わりがあるんだ


永遠を感じさせる瞬間

何て美しいんだろう


朝の光は

なぜ

こんなにも美しいんだろう


でも、

結局は


私って


悲しみの海で 一人で溺れるのかしらん

「見つけた!」 「何を?」――――――――――――――永遠を

内面を 抉り出して


もっと 君のことが知りたい




今 お互いの事を一つづつ分かり合う この過程は

二人の距離を縮めているのかな

 

君のその優しい目も


      暖かい手も


      はにかむ笑顔も


全てが頭に焼きつき


「終わりがある」と知っていても

日に日に君への思いは膨らむばかり


だから


早く 

会いたい


会って


また君の温もりを感じたい



そして、自分を演じてゆく

A:世の中に、「絶対」は無い

B:そう言いきれることは、「絶対」ですか?

永遠もない

神もいない

有るのは

自分と今だけ

「影を知らぬ者は、光も見えず」



車両と車両の間で


現在が未来と過去へ分離してゆく


未来へは、

ゆっくりと


過去へは、

物凄いスピードで

・・

・・・

・・・・

・・・

・・



その集団から、


できるだけ離れ 遠くへ遠くへと自分の身を置くため 歩き続けた


そして 時には 射程距離を測るため その図を俯瞰し



かつて味わったことのない 「孤独」


自分で自分につけた 「傷」


騒音のように響き渡る他者の 「声」



歩くことに疲れて果てた時には  もう元の場所に帰りたかった

身体が乾ききったときには     自分の影となり

考えすぎたときには         どうしようもなく死にたくなった






歩き続けた


結局歩いていた


止まることは、恐怖でしかなかった





ようやく


は見えてきた!


やっぱり!


は見えた!




嗚呼

この光を


やっと見れたんだ




もう ここが 終着点



「ガンバッタワタシ!」










なんてわけない



もっと

先へ進んでやる


もっと もっと もっと もっと もっと



違うベクトルで


もっと進んでいく


途中で死にたくなったって


進んでいってやる


【決められた

      ――道―― 

    なんて

               クソッタレ】


















忘れぬ君へ

熱狂的ファンの君は、

目をキラキラさせて

何度も「最高!」って

よく言っていました。




君のその子供らしい笑顔を見るたび 

 

何故か私は少し恥ずかしく


午後の緩やかな光の中 

君の横顔をただ見ていた





その曲を聴くと いつも 必ず 君を思い出す



深海のような暗闇の中で



二度と戻れない過去のことを 

想っている


 

小津の美


“プロジェクターから流れ出る

     フィルムのジリジリという音を背にし・・・・・・”




白と黒のその映像に ただ 見惚れていた




何か物足りない様な気もするけれど




シンプルって




きっとそういうことなんだろう




そして


全ては




そこへ帰ってゆくのだろう

O-N-NA

ふわふわと揺れる  クレープ加工の繊細なスカート


長い年月誰かを待ちつづけている  

アンティーク時計


キラキラと涙こぼす  ネックレス


華奢な足首に合う 

―ツタの様なリボン巻き付く― 

パンプス


端正に着こなす  ヴィンテージのコート






「ここはわたしの衣装部屋」





そこにある空間は私を制し、

非日常の世界へと導いてくれる。

bとBの狭間で

ビルの屋上から下を覗く

落ちたい、という感覚

落ちたい

落ちたい

落ちたい


落ちたい



・・・・・・・・・





赤らむ頬に何か感じた

















風だ!!




別れ

エンドロールのように


その間は

ありもしない「永遠」を感じさせる


アイス珈琲の中で氷が音を立てて溶けてゆく


私は

鋭角の狭間で身動きとれずにいて





君の隣


わずかな距離

観察する男

彼女は いつも 赤いマニキュアを塗っている

 

赤をたっぷりと塗られたその爪は

 

攻撃的で 寂しそうで 何かを拒んでいるようで

 

昔の母の姿を思い出す

 

 

僕は

 

決してその赤に近づくことはできない

 

僕は

 

決してその赤に触れることはできない