栄養整形医学実践医の今日の独り言です。

頭が痛い、
めまいがする、
朝が起きれない、
朝食が食べられない、
吐き気がする、
下痢や便秘がある。

12歳前後の男の子によくみられる症状です。

運動をしている子に多いかもしれません。

成長と運動で鉄欠乏になるためです。

知識がないまま病院に行くと、

内科では
『起立性調節障害』、

整形外科では
『オーバートレーニング症候群』、

と病名がつけられて
"治療"が始まります。

しかし、
子供はなかなか良くなりません。

そんな我が子を見るに耐えないお母さんは、
自分でもいろいろ検索します。

そして、
"鉄が足りないんだ!"
ということを知ります。

知識のない主治医に相談に行くと、
「貧血はないです。」
と言われて鉄剤は処方されず、

多くのお母さん達は更に調べて、
鉄のサプリメントがある事を知ります。

主治医に"鉄欠乏症"の知識がないため、
お母さん達はどのサプリメントがいいのか
主治医に相談が出来ません。

そのため、
あちこちのSNSで情報を集めて、

多くの方がいいと言っている
海外サプリメントを購入し、

愛する我が子に飲ませます。

その結果は、、、

残念ながらどうなるか私には分かりません。

私はそのようなサプリメントは勧めないし、

そもそも、
そんな子供の経過を見た事がないのです。

お母さん達は
子供の不調を良くしたいから
病院に子供を連れて行きますが、

多くの病院の医師が
その不調の原因を見抜けずに、

症状を診て病名を告げた後に
ただ様子を見ている事が多いため、

お母さん達は正解を求めて
行動しています。

お母さんって、
凄く偉いと思います。

しかし、
SNSはいい反面、
何度も言いますがやはり危険だと思います。


②へ続く