栄養整形医学実践医の今日の独り言です。

今日はまだまだ受け入れられていない
栄養整形医学の現状の話です。

13歳 右膝オスグット病の男児

昨年5月からの右膝痛が
令和2年1月になってもまだ治っていません。

初診から採血をして、
栄養状態が悪い事を指摘して、
運動の禁止と食事改善、
更にサプリメントでの栄養補給を
実践してもらった14歳男児は、

2ヶ月で骨が出来上がって
完治したというのに。

8ヶ月でも治らない子と
2ヶ月で治る子の差、

これが栄養整形医学の現実です。

子供の整形外科疾患の根底には
栄養の問題があることが
まだ世の中に認知されていない事が
治療期間の差を生み出し、
またその事が
子供の整形外科疾患を生み出しています。

少子化でただでさえ少ない子供達を、
国の宝である子供達を、
小さな頃から心身共に健康にしなくては
日本の未来はどうなるのか不安です。

子供達は大人の真似をします。

今の大人達が
子供達を健康にできなければ、

子供達が大人になった時に
自分達の子供達を
健康にできないと思うのです。

完治までに教科書的に3〜9ヶ月かかる
オスグット病が、

僅か2ヶ月で治る子と
8ヶ月経ってもまだ治らない子との差、

やはりこれには大人の認識の問題もあると
私は思います。

初診で血液検査を勧めた時に、
100% 子供は嫌がります。

2ヶ月で治る子の親は、
嫌がる我が子を見ても怯まず
『先生、検査をお願いします!』
と即答します。

8ヶ月経ってもまだ治らない子の親は、
嫌がる我が子に気を遣い
『えっ、検査はいいです。』
と子供の言いなりになります。

親子関係とは本来は
大人と子供の関係ですが、

最近の親子関係は
どちらが大人か子供かわからないような
まるでお友達のような関係に思えます。

blog発信している事で、

子供の血液検査を希望して
受診される方は増えて来ましたが、

私を普通の整形外科医だと思って
受診される方の方が多いため、

治療期間にも差が出てきてしまうのだ
と思っています。

世の中の大人達に
栄養整形医学をもっと認知して頂くために、
更なる努力を続けて行く必要を
強く感じています。

栄養整形医学の現実を
お話しさせて頂きました。

では、また!