栄養療法実践整形外科医の今日の独り言です。

前回からのつづきです。

どうして
夜中に足が痛い子供と
そうではない子供がいるのでしょうか?

そして、
どうやったら
足を痛がらない子供になるのでしょうか?

保育園児、
幼稚園児、

この時期の子供は

育ち盛りです。

背が大きくなり、
どんどん喋れるようになり、
走るのも早くなり、

保育園や
幼稚園で
他人と接するようになって

社会性も出てくる頃です。

そして、
とにかく元気です。

でも、
ある日突然夜中に

' 足が痛い!'

と泣くのです。

保育園や幼稚園から帰ってきて、
家でも活発に過ごして、

ご飯を食べて、
お風呂に入って、

眠たくなって、
スヤスヤ寝ているなーって思っていたら

急に夜中に泣き出すのです。

しかも痛がり方が普通じゃない。

子供は
眠くてしょうがないのに、
痛くてしょうがないのです。

寝たいのに
痛くて眠れないのです。

私の弟も、
私の子供も、
夜中に足が痛いと急に泣き出しました。

途切れ途切れに約2時間くらい、
整形外科医の私も
どうしていいのかわからないままに

"大丈夫だよー"

て子供の足をひたすらさすっていたのを
思い出します。

その頃の私は、
なぜ子供が夜中に足を痛がるのかなど
知りませんでした。

"成長時痛だからしょうがない"
と思っていました。

しかし今は、
"我が子に成長時痛を起こしてしまって
申し訳ない"
と思っています。

足が痛くなるのは
育ち盛りであることと関係があるのです。

実は子供の育ち盛りの時期は、

保育園児や幼稚園児の時期と、
小学校高学年や中学生の時期があります。

そして
その2つの時期に'足の痛み'が起こります。

保育園児や幼稚園児の'足の痛み'は
夜中の痛み。

小学校高学年や中学生の'足の痛み'は
運動後の痛み。

痛み方は違っても、
実は原因は同じで

ズバリ栄養不足です。

(つづく)