栄養療法実践整形外科医の今日の独り言です。

最近、

毎日のblog更新はしていませんが、
blogのフォロワーは毎日増えています。

"あなたのブログがフォローされました"
とAmebaから毎日メールが届きます。

何年も前のblogにメッセージをくれる方、
リブログしてくれる方もいますが、

当然、
退会する方、
つまりblogフォロワーをやめる方もいます。

今まで沢山のblogを書いてきましたが、
blogを書かないで過ごした期間に
いろいろなことがありました。

そして、
ある日ふと思ったのです。

そもそも何でblogを書き始めたのか?

自分が体調不良になり、
病院で検査を受け、
症状があるのに異常なしと言われ、
出された薬を飲んでも改善なく、
その薬をやめても症状が変わらず、
途方に暮れていた時に出会った
栄養療法について広めたい!

そんな思いから
blogを始めたのでした。

いつしか、
その思いが通じたのか、
出版社からお声を頂いて世に出たのが
この書籍です。
もともと精神疾患領域から始まりました。

栄養療法関連の書籍も
うつ病関連のものが多いのもそのためです。

私はうつ病とは診断されませんでしたが、
体調不良のあった時は酷い不眠があり、

もし精神科を受診していたら恐らく
うつ病と診断されていたと思います。

頭が痛くても、
肩が凝っても、
腰が痛くても、
膝が痛くても、
手足が痺れても、
整形外科患者さんは"眠れない"と訴え、
テンションも下がっています。

つまり、
眠れないという意味では
体調不良の頃の私と一緒で、

私と一緒ということは
うつ状態であると言えます。

栄養療法の書物の中に
"全ての栄養素の不足はうつになる"
と書かれているそうです。

なるほど!

私は自分の経験からも確信しました。

'整形外科患者さんの症状は
栄養素の不足からもくるはずだ' と。

事実、わたしは
栄養療法で栄養素の不足を補うことで
生活習慣と食事を変え、
10数年間治らなかった、
いや整形外科医の自分が治せなかった
肩凝りや腰痛がなくなると共に
よく眠れるようになりました。

頭の痛み、
首の痛み、
腰の痛み、
膝の痛み、
手足の痺れ、
症状が取れればよく眠れるようになり、
気分も良くなります。

うつ病の方の食生活も、
頭痛持ちの方の食生活も、
肩凝りの方の食生活も、
腰痛の方の食生活も、
膝が痛い方の食生活も、
手足が痺れる方の食生活も、
かつての私の食生活も、
ほぼ同じです。

つまり、
血液検査から栄養素の不足を読み取ると
大体同じような結果です。

共通項は、
タンパク質の不足、
ビタミンB群の不足、
ビタミンDの欠乏、
鉄欠乏、
亜鉛欠乏、
そして糖質の過剰摂取です。

また共通しているのは、
皆さん大体隠れ脂肪肝です。

過去の私は酷い甘党で、
当然脂肪肝でした。

実は、脂肪肝になると
肝臓がまともに働けません。

肝臓がまともでないと、
何が起こるか?

肝臓でしか作れないものが作れません。

代表的なものは、
核酸です。

核酸とは?

かくさん【核酸】

 イワシに含まれる栄養素の1つが核酸です。核酸は私たちの細胞の新陳代謝を活発にし、老化にともなう心臓や肝臓の機能低下を回復させる作用があります。
 細胞の増殖がさかんな時期には、核酸は体内で合成されますが、増殖が終わると合成されなくなり、食べものからの補給が重要になります。
 また核酸には、傷ついた遺伝子を修復する作用があると考えられています。
 アメリカの臨床報告においても、核酸は発がん物質や放射性物質から細胞をまもるとともに、細胞修復に働くことが確認されています。
 核酸を多く含む食べものは、イワシのほかに、サケ・タラ・フグの白子、ノリ、ハマグリ、カキなどがあります。
(コトバンクから引用)
核酸を作れるのは肝臓だけですから、
肝臓が働けなくなると大変な気がします。

そう感じるのは私だけでしょうか。

そうなると、

糖質制限は、
血糖値の調整だけに必要なだけでなく、
脂肪肝の改善にこそ必要!
と考えるべきではないかと思います。

せっかくサプリメントで栄養素を摂っても
肝臓に脂肪が溜まっていたら、
腸から吸収されて
肝臓にわざわざ運ばれて来た栄養素が
上手く使えないことになります。

サプリメントだけ摂ってもダメな理由、
その1つには脂肪肝の放置があります。

栄養療法を広めたい。

初心忘れるべからずで
これからも時々blogを更新していきます。

では、また。