栄養療法実践整形外科医の今日の独り言です。

整形外科の患者さんからの訴えで多いのが
痛み と 痺れ です。

そして、

意外と多い訴えが

'こむら返り' と '足のむくみ' です。

こむら返りには
よく効く漢方薬がありますが、
お薬なので副作用が出る方もいます。

最近私はこんな方には
あるミネラルを補給してもらいます。

それは
カルシウムのブラザーイオンです。

カルシウムは筋肉を縮めますが、
そのミネラルは筋肉を緩めます。

筋肉を緩める作用があるから、
こむら返りの特効薬になります。

そのミネラルとは?

マグネシウムです。

マグネシウムは
現代の食生活では不足しています。

マグネシウムの多い食材を紹介しても、
なかなかそれを中心にするのは大変です。

だからサプリメントをお勧めします。

1日2カプセル。
"朝食後に1粒、夕食後に1粒" 

たったこれだけで済みます。

この夏は何人もの高齢者が
マグネシウムデビューしました。

しかし、
サプリメントを買えない方、
サプリメントを買わない方、
サプリメントに拒否反応のある方がいます。

でも大丈夫。

日本には
天然のマグネシウムサプリがあります。

それは
豆乳をお豆腐に変える魔法の液体。

'にがり' です。
スーパーやデパートで買えます。

にがりの摂り方も簡単です。

コップ一杯のお水ににがりを10滴垂らして、
朝晩1日2回飲んでもらうだけです。

肩こり、
腰痛、
筋肉痛の方にもよく勧めています。

運動会や体育祭の練習シーズンの今、

肉離れの中高生が急増しますが、
子供達の肉離れ予防にも効果的です。

そして、
マグネシウムはむくみにも効果的です。

整形外科の高齢患者さんは
内科的治療も受けています。

内科でむくみの相談をすると、
心臓や腎臓を調べます。

そして患者さんに説明します。

「心臓や腎臓に異常はないから大丈夫」

そう言われた患者さんは安心して帰ります。

             ?

違います。

内科ドクターサイドから見たら、

患者さんは
安心して帰ったかもしれませんが、

患者さんはむくんだまま大丈夫と言われ
しょうがなく帰っていくのです。

そして、
その足でそのまま整形外科に来るのです。

『先生、最近足がむくんでなかなか治らないんですが、内科の先生は心臓や腎臓には異常はないから大丈夫だって言うけど、何とかならないですか?』

むくみで
内科の先生がよく出す薬があります。

利尿剤です。

利尿剤でむくみが良くなる方もいますが、
そうでない方もいます。

そうでない方も整形外科に来ます。

『先生、最近足がむくんでなかなか治らないんですが、内科の先生に相談したらこの薬を飲んでって言われたけど、飲んでも治らないんです。何とかならないですか?』

何とかして欲しい方を何とかしたい。

だからマグネシウムを勧めます。

先日、
むくみの相談を受けた高齢女性に
にがりの摂取方法をアドバイスしました。

1ヶ月後に
膝の痛みの治療に来て帰る間際に、

「そうだ先生。言われた通りににがりを朝晩飲んだら、足のむくみがすっかりとれて、手のむくみもなくなりました。ほら、こんなに。」と、
靴下を脱いで見せてくれました。

むくみも病気から来ることもありますが、
何かが足りなくて起こる事もあります。

マグネシウムは
現代人には足りないミネラルの代表です。

いい仕事をするミネラルですので、
日常から積極的に摂取することを
お勧めしたいミネラルです。

マグネシウムの話は、
著者にも紹介しています。

敬老の日のプレゼントにもいかがですか?


では、また!