栄養療法実践整形外科医の今日の独り言です。

学会を挟んで2週間後、

糖質の過剰摂取で不調になっていた
30代の男性が来院されました。

見違えていました。

2週間前とは別人の風貌でした。

"調子はどうですか?"

『はい。調子はいいです。』

"これが血液検査の結果なんだけど、
    やっぱりひどい栄養状態だったよ。
            まずは、総蛋白なんだけど...。"

タンパク質摂取不足、
ビタミンB6不足、
ビタミンB3不足、
亜鉛、マグネシウム不足、
糖質の過剰摂取、
血糖値の調整不良、
鉄不足、
まあ、グタグタでした。

総ては
2週間前に私のクリニックを受診した時の
血液検査の結果。

血液検査は、
血液を採った時点
過去にどう過ごして来たか
を知る手段です。

2週間前の採血後、

ONPである看護師から

何を食べるか、
それをいつ食べるか、
それをどう食べるか、
栄養と症状との関係を示しながら、
食事の大切さについての説明を受けて、

この男性は
2週間それを実行して来ました。

何故わかるか?

診察室に入って来た時に
患者さんに再開した瞬間に
顔を見れば分かります。

顔つき、
体型、
醸し出している雰囲気、

まるで違うんです。

だから、
私はあえて聞いたんです。

(絶対に調子良くなっていると思うけど)
"調子はどうですか?"

って。





血液検査の結果説明後は、
               患者さんとお話ししました。




"肩こり、腰痛は?"
『かなり良くなりました。』

"寝られるようになった?"
『はい。』

"他に変わったことあった?"
『先生に言われた通りに食事を気をつけていたら、体重が減りました。周りにも痩せたねーって言われました。』

他にはイライラが減り、
眠れるようになったと話してくれました。

"良かったですね。
      これで人生変わったね。
          何かあったら、また相談に来てね。
              お大事に。"

『先生、ありがとうございました。』




この方はやはりDysglycemiaだった。




肩凝りと腰痛が取れないから
整形外科を受診しただけなのに、

痛み止めも湿布も出されず、

頭に鍼を刺され、

血液検査をされ、

食事指導をされ、

それを実行したら、

肩凝りや腰痛だけでなく、
食後の眠気、
イライラ、
不眠、
まで改善し、

更に痩せました。


Dysglycemia

病名ではありません。

病気ではありませんから、
病院では治療はされません。

治療薬はありません。

糖質の食べ過ぎや
糖質の摂り方や
タイミングを知らない事で起こるのが

Dysglycemiaですから、

糖質の正しい食べ方、
食事の食べ方、

食事の大切さを知り、

それを実行できた方だけが
                         克服出来るのです。

医師と患者が1つにならないと
            克服できません。



患者さんの不調の原因が何なのか?

これを考えるのが重要です。

私は自分が体調を崩した経験があり、
薬では治らなかった過去(経験)があり、
食事やサプリメントで体調が良くなり、
その体調の良さを
        4年以上キープしています。

昨日は患者さんにも言われました。

『先生は、最近元気になったよねー。
前はしょっ中休んでたもんねー。
しかも、若返ったよねー。』

"食事をガラッと変えたし、
サプリメントを飲んでいるからね。"

『私にも
何かいいサプリメントないの?』


私が健康になる事が、
患者さん達へのお手本になっている、

そう感じました。

まさに 2週間で治せる 体調不良。

Dysglycemia

って、そういうものでもあります。



では、また!