栄養療法実践整形外科医の今日の独り言です。
不足すると...
さて、
いよいよ
ビタミンB群シリーズ最終章です。
今日も
から引用します。
まずは、
ビタミンB群不足かどうかのチェック表。
もしかしてビタミンB群不足?
以下の項目をチェックしてみましょう。
該当したら、もしかするとビタミンB群不足かもしれません。
疲れやすい | |
寝ても疲れがとれない | |
日中眠くなる | |
集中力が続かない | |
いらいらする | |
肩こりがなかなか治らない | |
口内炎・口角炎ができやすい | |
風邪を引きやすい | |
下肢がしびれる |
ビタミンB群の不足によって、
沢山の症状が出てくることが
わかると思います。
ビタミンB群それぞれの働きを
もっと詳しく見てみると
更に理解できると思います。
ビタミンB1
- 糖質をエネルギーに変える
- アルコールの代謝に関与する
- 脳の働きに関与する
- 神経の働きを正常に保つ
肩こり、筋肉痛、疲労、アルコール中毒、脚気、食欲不振、記憶力減退、集中力低下、音に過敏、神経炎、ウェルニッケ脳症
ビタミンB2
- 脂質をエネルギーに変える
- 過酸化脂質の分解に関与する
- 脳と肝臓の働きに関与する
- 皮膚や粘膜の代謝に関与する
(成長促進)
不足すると...
肝臓機能低下、脂質の過酸化、疲れ眼や眼の充血、口角炎、口内炎、舌炎、皮膚・粘膜に炎症、成長が鈍る
ビタミンB3(ナイアシン)
- エネルギー作り、
脂質や糖質の分解に関与する - 皮膚・粘膜の炎症を防ぐ
- 神経症状を防ぐ
不足すると...
うつ、幻覚症状、イライラ、不安、精神障害、口内炎、皮膚炎、舌炎、胃腸障害、下痢、ペラグラ
ビタミンB5(パントテン酸)
不足すると...
うつ、性腺機能低下、足の痛み、めまい、動悸、頭痛、手足のまひ、けいれん、皮膚の異常
ビタミンB6
不足すると...
インスリンの分泌低下、アミノ酸吸収低下、かゆみ、浮腫性湿疹、皮膚炎、貧血、虫歯、下痢、食欲不振
ビタミンB12
ビタミンB12 + 葉酸 の働き
- 神経を守り、正常な働きをする
- ヘモグロビン、赤血球の
合成造血作用に関与する - たんぱく質の代謝、
核酸の合成に関与する - 脳の発育を助ける
不足すると...
神経系の障害、記憶減退、集中力低下、食欲不振、便秘、下痢、異常興奮、悪性貧血、胎児・乳幼児の成長不良、学習能力の低下、舌の異常
ビオチン
不足すると...
脱毛、白髪、うつ、無気力、食欲不振、吐き気、嘔吐、皮膚炎、肌のむくみ、筋肉痛
どのビタミンBが不足しても、
同じような症状が出ているのが
分かると思います。
ビタミンB同士が
お互いに助け合っている事が分かります。
また、
ビタミンB3(ナイアシン)は、
特に精神的な疾患と深く関係があります。
ビタミンB群の実力として、
今まで①から⑤まで語ってきましたが、
ビタミンB群って
ヒトにとって大切な栄養素なんだなぁ
って、分かってもらえたでしょうか?
少しでも分かってもらえたら、
blogを書いてきた甲斐があります。
明日からの
食事のメニューを決めるのに、
ビタミンB群をどう摂ろうかを
ちょっとだけでも
意識してみて下さいね。
もし沢山ある栄養素の中で、
サプリメントで摂るとしたら
どれを最優先にするか?
と聞かれたら、
私はまずビタミンB群をオススメします。
私も毎日欠かさず摂取しているのが
ビタミンB群サプリメントです。
より良い人生を送るために、
とにかく一推しの栄養素ビタミンB群を
積極的に摂って欲しいと思います。
では、また!