埼玉県 北本市 大友外科整形外科の
栄養療法実践整形外科医の今日の独り言です。

もうご覧になりましたか?

色々な栄養素の事も書いてあり、
私もよく見て知識の確認をしています。

栄養療法実践整形外科医となってからは、
外来に様々な症状を持つ方が来院されます。

今日は、
意外と難しい貧血の治療について書きます。

まずは、①診断編です。



人にとって、
鉄はとても大切なミネラルなんです。

それが不足している方は実に多く、
自分の症状が鉄欠乏症だと気づいていません。

鉄が不足すると...

鉄不足の症状

鉄不足鉄不足は特異的な症状は乏しいですが、様々な不定愁訴と深く関係しています。

鉄が不足すると以下のような症状が出ます。

  • 動悸、めまい、肩こり、頭痛
  • 皮膚、爪、髪の毛、粘膜のトラブル
  • あざ、歯茎の出血、抜け毛など
  • 氷を好んで食べる

また、精神発達にとっても重要な栄養素なので以下のような症状も出ます。

  • 注意力の低下、イライラ感
  • 食欲不振
  • 抑うつ感
(オーソモレキュラー.jpより引用)

さて、blogをお読みの方、

子供にイライラして怒っていませんか?

あなたのお子さんは、
キレやすくないですか?

あなたのお子さんは、
落ち着きがないと先生に怒られていませんか?

あなたは、

やる気が出なくて、
いつもクヨクヨしていませんか?

めまい、立ちくらみ、ありませんか?

手首や足の裏が痛くないですか?

頭が痛くないですか?

肩こりが酷くないですか?

腰が痛くないですか?

すぐにアザができませんか?

オスグット病ではありませんか?

疲労骨折していませんか?

朝起きるのが辛くないですか?

冷え性ですか?

整理痛が酷くないですか?

髪がよく抜けませんか?

爪が割れやすくないですか?

爪を噛む癖はないですか?

花粉症が酷くないですか?

皮膚がすぐ痒くなりませんか?

湿布を貼るとすぐに赤くなりませんか。

口やあご周りにニキビがよくできませんか?

傷が治りにくくないですか?

虫に刺された跡が消えにくくないですか?

顔にシミが増えていませんか?

中耳炎ですか?

あ〜〜、きりがありません‼️

鉄が不足すると、
とにかく色々な症状が出るんです!

あなたは、
何科にかかりますか?

耳鼻科、
内科、
小児科、
皮膚科、
婦人科、
整形外科?

でも、受診しても

”鉄が足りないからです。”

って、言われません。

つまり、

”鉄欠乏症と診断されない” のです。

鉄が足りないのに、
胃薬が出たり、

鉄が足りないのに、
痛み止めが出たり、

鉄が足りないのに、
アレルギーの薬が出たり、

鉄が足りないのに、
ピルが出たり、

鉄が足りないのに、
痒み止めが出たり、

鉄が足りないのに、
安定剤が出たり、

鉄が足りないのに、
カウンセリングを受けたり、

鉄が足りないのだから、
治りませんよね。

鉄は身体の色々なところで働くので、
身体の色々なところで症状が出ます。

しかし、
鉄欠乏症を見抜ける医師は
少ないのが現状です。

皮膚科や耳鼻科や整形外科や精神科では、
あまり血液検査をしませんが、

血液検査をする婦人科や内科でも、
正しく鉄欠乏症を診断されていません。

医師が正しく診断出来ず、

初診した医師が

 ”貧血ではない” 

と患者さんに告げてしまうと、
患者さんが別の医療機関を受診して、
血液検査を勧められた時、

『貧血はないって言われました。』

といえば、

”じぁあ血液検査はいいか”

となり、
また正しい診断から遠ざかって行きます。

あなたの症状から自信をもって、

『あなたの症状は鉄欠乏症だと思います。』 

しっかりとした診断ができる
先生に出会うまであなたの症状はとれません。

『原因不明』という病名はありませんので、
そう言われた方は是非一度、
から栄養療法実践医師を検索して、
受診してみて下さい。



今日も20年前から頭痛がある女性が
私のクリニックを初診しました。

問診票を見て、
実際に問診しただけで、
典型的な鉄欠乏症でした。

科学的に裏付けるために、
もちろん血液検査をしました。

結果は私の頭の中に思い描いていますが、
まず間違いはないと思います。

正しく鉄欠乏症と診断して、
それから鉄欠乏症の治療を始めていきます。

その治療は、また次回。


では、また。