埼玉県 北本市 大友外科整形外科の
栄養療法実践整形外科医の今日の独り言です。

卓球部、
テニス部、
バレーボール部、
バスケットボール部、
野球部、
サッカー部、
陸上部、

とにかく沢山の子供たちが、

日々あっちこっちを傷めて
クリニックにやって来ます。

栄養療法を実践して来て付いた事ですが、
原因のほとんどは、

栄養素の不足 + 運動し過ぎ。

運動し過ぎ = 休みがない。

とにかく休みがないため、
怪我を治せていないことに気づきました。

しかも、
子供たちの共通点は

成長期にあるという事です。

私自身中高時代は
陸上、水泳、バレー部に所属しましたが、

進学校で全寮制だったため
練習時間は長くて2時間、

しかも月〜金だけの部活時間。

さらに、
医学生時代は
剣道部と応援団に所属していましたが、

剣道部の練習は月、水、金か土の週3回、

応援団の練習は月、水、金の昼休みでした。

陸上で、
水泳で、
バレーボールで、

オリンピックを目指すわけでもありません。

週4日の練習や週3日の練習は、
体力の向上と
競技レベルのアップには十分な時間でした。

しかも、
怪我をした覚えはありません。

どこかか痛かったら、
ちゃんと休みました。

当時は今のように
タンパク質を沢山食べていた訳でもないため、
食事内容は今の子供たちと同じだと思います。

しかし、
圧倒的に違うのは
練習時間の短さと休みの多さです。

少ない栄養素しか摂れていないなら、
休まないと身体は悲鳴をあげます。

クリニックに
怪我を抱えてやって来る子供たちは、

痛みがあったのに練習を続け、
痛みが強くなってヤバくなって来て、

”試合が近いから痛みを取ってほしい”

なんて手遅れな時期になってから
クリニックに来ます。

すぐにクリニックに来る子はマシです。

すぐにクリニックに来ない子は、
接骨院などに行っています。

頭痛のコマーシャルにもありますよね、
”〜痛くなったらすぐセデ〇〜♫”

痛くなったら、
すぐ休養、
すぐ整形外科なんです。

だって、
多くの市町村は子供医療があるから、

自己負担なしで検査、治療ができる
そんな時代ですから、

痛みのある子は
すぐに医療機関に来てほしいと思います。

そして、
原因を調べるために
是非血液検査をして下さい。

血液検査では、
栄養素の不足、
疲労度、
貧血症状の原因、
などいろいろなことがわかります。

怪我や痛みで私のクリニックに来て
血液検査を受けて頂いた
子供たちのほとんどすべてに 

栄養素の不足、
活性酸素による障害、

これらが明らかに見られています。

子供によっては、
運動をしている場合でない子もいます。

早く部活に出たいなら、
怪我をした身体を治すために、

まず休むこと。

早く部活に出たいなら、
怪我をした身体を治すために、

栄養を摂ること。

早く部活に出たいなら、
部活に出られる身体作りのために、

身体を鍛えること。

サッカーは11人、
野球は9人、
バレーボールは6人、
バスケットボールは5人、

レギュラーのうち痛みや怪我がないのは、
一体何人でしょうか?

レギュラーが怪我したら、
他のレギュラーも間もなく怪我します。

試合が近いからと無理したら、
試合当日のレギュラーは皆、戦力ダウンです。

指導者も怪我人が多かったら、
『今日は練習なし!身体を休めるように!』
と、
自分の身体をメンテナンスすることも
しっかりと指導して欲しいと思います。

また部長ならば、
『怪我人が多いので練習を軽くしましょう』
とか
『怪我人が多いので練習を中止しましょう』
とか、

ちゃんと指導者に言えなくては、
試合に勝つどころか試合に出れませんよ。

チーム一丸となって、
怪我をしない部活動を目指して欲しい、

栄養療法実践整形外科医として願います。


では、また。