逃げなかった先にあった感覚

帳簿は、ずっと苦手意識を持っていました。
数字を見るだけで頭が固まり、
「難しそう」「めんどくさそう」という思い込みが先に立っていました。

でも、今回は違いました。
逃げずに、ひとつずつ触れてみると、
「あれ? 思っていたより簡単かも」
そんな感覚が、ふっと湧いてきました。

苦手だったものが、急に好きになるわけではありません。
得意になるわけでもない。
ただ、「嫌じゃなくなる」瞬間がある。
その変化はとても小さいけれど、
続けてみようと思えるには、十分なきっかけでした。

振り返ってみると、
分からなかったのは「能力」ではなく、
「分からないままにしていた時間」だったのだと思います。

思い込みのフィルターは、
物事を必要以上に複雑に見せます。
一度向き合って、全体像が見えた瞬間、
「なんで今まで分からなかったんだろう」と、
少し笑ってしまいました。

逃げなかったからこそ、
慣れが生まれ、
手の抜きどころが分かり、
シンプルな形に落とし込めるようになった。
それが、今のわたしの実感です。



揺れるのは、逃げているからじゃない

目の前にくる話は、決して楽なものばかりではありません。でも、それは散々悩んで、覚悟を決めて自分で選んだからこそ、やり抜こうと思えます。

途中で諦めてしまうと、
また挑戦したくなったときに、
同じ場所で立ち止まってしまうことを知っているからです。

揺れる気持ちは、弱さではありません。
それは、どちらへ進むかを本気で考えている証。
逃げているのではなく、
選ぼうとしている状態なのだと思います。

「自分はどうしたいのか」
「その先で、わたしはワクワクしているか」

そう問いかける癖がついてから、
迷っても、気持ちが揺れても、
また自分の軸に戻れるようになりました。



新しい始まりの前で

今は、少し静かな時間です。
環境が整い、流れが整い、
これから本格的に動き出す前の準備期間。

この静けさは、止まっている時間ではなく、
次に進むための助走なのだと思います。

また忙しくなると分かっているからこそ、
この感覚を、ちゃんと味わっておきたい。
そんなふうに感じています。

いま、あなたの中で揺れている気持ちは、
本当に「やめたい」というサインでしょうか。

それとも、
次に進む道を選ぼうとしている途中の、
大切な問いかけなのかもしれません。

もし少し立ち止まれるなら、
その先にある自分の気持ちに、
そっと耳を傾けてみませんか。