2月頭,西海岸を訪れました。
 ロス,アーヴァイン,サンディエゴをまわりました。

 ロスは経由地。アーヴァインは仕事で,サンディエゴはプライベートでの旅程となりました。

 当初,JALがサンディエゴまで直行便を飛ばしており,かつ特典枠があったので,ロスには寄らない予定でした。が,ちょっと考え直してロス経由のANA便にしました。

 理由は(やはりというか)シート。

 同じビジネスでもJALは787のシェルフラットネオ。いろいろ飾り文句が謳われてはいますが,やはり前世代のものであることは否めません。現行世代のに慣れてしまうと,プライベート感のないシートにひとりで乗るのはやはり躊躇われました。

 ANAは羽田発の深夜便を使いました。昨年,JALシスコ深夜便を利用する際に子供との別れ際に涙を誘うようなことがあったので,夕方発の成田便にしたかったのですが,ビジネスでご利用の方にはむしろ旅程に余裕のある成田便の方が人気のようです。予約の際にはほとんど満席状態。一方の羽田線はいっぱい空席がありました。しかしその羽田便も当日までにはほぼ満席となりました。人気があるのですね~。

 さて,当日は子供が帰ってくる前には出てしまおうと思っていたのですが,間の悪いことに長女が体調を崩して発熱してしまったため,その日が空いていたわたくしが家にて面倒を見ることになってしまい,結局みんなが起きている間に出かけることになってしまいました。

 案の定。長女は玄関先で泣き出してしまい,次女はなんだか怒っているみたいでした(?)。しかし,今回は家内がうまくとりなしてくれたので,まだマシな出かけ際となりました。

 家で夜ご飯も食べましたし,風呂も入り,空港ですることはないので,ギリギリとは言わないまでも,搭乗開始から1時間前に到着する感じでバスに乗りました。

 空港に着き,いつも通りWiFiを借り,今回は空港宅急便で荷物をあらかじめ送っていたのでABCにて受け取り,チェックインを済ませました。また,いつも通り自動化ゲートで出国,そのままゲートに向かいました。20分くらいで搭乗となりました。予定通り23:35開始でした。

 指定したシートは往復とも17A。ビジネスのいちばん後ろです。


 昨年6月にヒューストンで経験してから,ここがお気に入りとなりました。

 ツバサの真上で外の景色はイマイチながら,斜め後ろにはラウンジスペースがあって飲み物やお菓子などがすぐにとれるのと,その横がトイレになっているところです。


 その少し離れてうしろはプレミアム・エコノミーの区画になっています。

 席に入るとすぐに「お待ちしておりました」のご挨拶。ANAではあまり言われたことがない台詞で,むしろJALっぽい感じです。

 全員乗ってみると,17の真ん中2列だけが空席となっていました。もっとも,ANAのスタッガードはそのようなまわりのことなど気にしないくらい,プライベート感がありますが。これがないのがJALにしなかった決め手です。



 1つ前にはカップルか夫婦か,若い男女が座っていました。


 スタッガードか,もしくはビジネスがはじめてなのか,興奮気味で,「早く写真撮ってよ!」とか「俺,着くまで絶対寝ねえ。もったいない」などと言っています。
 気持ち,わかります。自分もはじめの頃はそう思っていました。眠ろうと思っても,騒音もさることながら,興奮でとても眠れやしないのです。

 そんな新鮮な会話を聞きつつ,やはりカップル同士で乗ると,スタッガードはコミュニケーションが難しいことを痛感しておりました。離れすぎてしまうので,一方が話しかけても他方が聞き取れないことが多いようです。特に離陸後は「え,なに?」っていうコトバが連発でした。

 ANA106便は予定通り,RWY34Rより離陸しました。

 ベルトサインが消えると飲み物と軽いおつまみのサーブがはじまりました。

 それからちょっとビデオを見ていたら,時間は夜中1:30となっており,さっそく眠ることにしました。

 フラットにしてマットを敷き,そのまま横になっていると,いつぞや眠りに落ちていました。

 しかし,途中で2回ほど,揺れが続く状態になりました。ウトウトしながら「あ,酔い止め飲んでいない」と思いながらも,結局寝入ってしまったようです。

 そうして目覚めると,到着2時間まえになっていました。5時間くらい寝たようです。



 起きて少しすると,ちょうど照明が少し明るくなり,起きているひとから朝食のサービスがはじまりました。
 洋食を頼みました。



 すでに大陸に着き,特有の景色が見えていました。


 行きのフライトですが,所要時間はなんと8時間半と出ていました。これは早い。見ると,(ちょっとブレていますが)追い風150キロ出ています。



 こうして,行きは予定よりも1時間以上早くLAXに到着しました。

 LAXはイミグレがいつも混雑というイメージでしたが,今回はそんなこともなく,あっさり入国となりました。むしろ,いちばん最後にある税関の方が行列になっていました。ここの通過に15分くらいかかったと思います。

 シスコのときにすっかり気に入ったシェアードライドヴァン「SUPER SHUTTLE」でダウンタウンに行くことにしました。17ドルでユニオン駅近くのリトル東京まで連れて行ってくれました。

 さて,今回ですが,泊まるすべてのホテルをヒルトン系にしました。

 これまではSPG系かアコー系のホテルにすることが多かったのですが,昨年入会してから1年,SPGにはあまり恩恵を受けなかったので退会し,代わりにヒルトンの会員になってみました。

 ちなみに,SPGはアメックスのカードで年会費約3万,ヒルトンはVISAカードで同1万5000円。いずれもカードを持っているだけでゴールド扱いになります。

 一方,会費の倍にもなる違いですが,前者には後者にはない特典がいくつかあります。いちばんは年に1回,ふつうの部屋なら無料で宿泊できるということです。それで倍の分の元が取れるというのが,入るときのふれこみでした。

 しかし,どうも取引にはなにかと縁というのがある気がします。

 この1年で国内外のSPG系ホテルにいろいろ泊まりましたが,チェックインしても部屋が用意されていないとか,アップグレードもされたことがなかったこと,無料枠を使って泊まるということが自分にはないこともわかり,年3万円払う意味が感じられなくなりました。そこで,むしろほかの系列を試してみたくなりました。そこで入ったのがヒルトンオーナーズです。

 今回はロサンゼルスでダウンタウンのダブルツリー,アーヴァインでやはりダブルツリー,サンディエゴでエンバシースイーツ,最後にヒルトンのLAXを予約しました。

 まずはダブルツリー・ダウンタウンです。


 そして,今回はじめてホテルのウェブチェックインをやってみました。出国前にスマホにアプリをダウンロードしておきました。すると以降,前日になるとウェブチェックインを促すメールが届きます。

 そこで手続きをしてみたのですが,ここではじめて部屋番号の予約ができるのを体験しました。

 自分で選ぶか,どれか適当な部屋を推奨するか,選べるようになっていて,前者を選択すると,これが驚きで,なんとフロアごとに空室の様子がわかる平面図が出てくるのです。これには感動してしまいました。特に部屋の眺めとか階数とかを気にするひとにとっては,チェックイン時や部屋に入ったときまでどんな部屋で何階かわからないというやきもきをしないですみます。どこが空室でどこが埋まっているかわかり,しかもどうやらアップグレード枠もふくめて空室が出ていました。

 うたい文句には「あとはフロントにちょっと立ち寄ってカギを受け取るだけ」。
 パスポートやクレジットカードを出すことも必要ないというのです。こういうひとが多くなれば,フロントの混雑も全体的に解消されることでしょう。ただ,ほんとにうたい文句通りなのか,ちょっと疑っていました。えてして期待はずれなこともありますから。

 しかし,ダウンタウンのダブルツリーに行くと,ほんとうにその通りでした!2分程度の会話であっさり終了。サクッとキーを渡されました。驚いていると,「これ,良いでしょう?」とフロントの女性が言ってきました。ちょっと自慢のシステムって感じでした。ちなみに,ダブルツリーは必ずチェックイン時に大きなクッキーをくれるようです。これが名物みたいです。

 なお,ホテルよってはキーもデジタル化して,スマホをかざせば良いようにもなっているそうです。最終日はヒルトンLAXにしていて,ここに実装されているようなので,そのとき試してみましょう。

 わたし自身ははじめての体験なのですが,ほかの系列のホテルもふくめ,もうこういうような仕組みは広がっているのでしょうか…。

 知り合いのホテル関係者にあとで聞いたところによると,ほかの大手チェーンもウェブチェックイン自体はすでにやっているとのこと,しかし部屋指定がそのときできるというのは聞いたことがないし,デジタルキーにしてフロントを素通りというのも,ヒルトンが先進的じゃないかとのことです。なお,フロントを素通りして部屋に入室というのは,日本では法律上,許されていないそうです。なので,国内のヒルトン系列では導入されていないと思われます。

 さて,部屋(2112)に入ってみたのですが,マップから見て,そこからはダウンタウンの摩天楼が見える,はずでした。しかし,目の前にあるビルが事前にグーグル・ストリート・ビューで見ていた以上に高く,最上階ながらぜんぜん見えません。つまり,この写真で左側はオススメできません。



 そこで,事前指定はしたものの,そのままロビーまで降りて,フロントで部屋替えを頼んでみました。

 しかし,このときのフロントの対応は実にスムーズで,同じフロアでもっと景色の良い部屋にすぐに替えてくれました。「あなたが喜んでくれれば,わたしたちもうれしい」みたいなことを言われ,気持ちよく戻りました。



 つぎに入った部屋(2120)は良かったです。前には遮るものがなく,夜景もきれいでした。

 部屋も基本的にはスタンダードなツインでしたが,特に不満もなし。バスタブはありがちな浅いもので,シャワーも据え付けですが,これもまあ標準とは言えば標準。



 ですが,このなんとなくの納得感は,おそらく「自分で選んだから」というところにあるのではないかと思いました。心理的にも良い仕組みに思えました。

 このダブルツリー・ダウンタウンは,以前はニューオータニだったようで,2階に日本庭園があります。また,エリアもリトル東京ということで,まわりは日本街なので安心感もありますし,なにかと便利でした。このあたりは次回にまとめて書こうと思います。