コロナによりブロードウェイがクローズになる前の観劇記です。
ロンドンからやってきた新しいミュージカル、シックス。ヘンリー8世の6人の妻たちを描いた話、という設定だけ聞いて、何だか歴史物は苦手だし面白くなる要素がない気がする、などと思っていたのですが、ひょんなことから観られるチャンスがあり、結果的にスルーしなくて大正解だった僕の好きなテイストの作品でした。
このミュージカルは、キャッツやコーラスラインなどの群像劇のスタイルと似ていて、ヘンリー8世の6人の妻たちが、順番に自分の人生を語って(&歌って、踊って)いくという構成。ヘンリー8世本人は一度も姿を見せる事はなく(この作品の登場人物は全て女性、そしてバンドも全員女性)、まるでアメリカンアイドルのようなコンテストかコンサートの様な設定で、6人6様のヘンリー8世との関わりが披露されていきます。
オープンナンバーでは、Divorced, Beheaded, Died, Beheaded, Survived という言葉の羅列が何度もリフレインされるのですが、これらの言葉はそれぞれの6人の妻たちの運命を示すキーワードだという事が次第に分かってきます。Beheadedとは斬首の事ですね。。。面白いのが、斬首になった妻は、病死や普通に離婚した妻たちに対して勝ち誇ったかのような態度を取ります(派手な散り方のほうが偉い、という考え?)
というわけで、6人全員にソロの見せ場の場面があるのですが、音楽もロック、ヒップホップ、バラードなどキャラクターに合わせて多様で、衣装も各キャラクターごとのテーマカラーに合わせた可愛い&オシャレなデザインで、照明も各キャラクターのカラーに合わせて変わります。画像はここでどうぞ。僕の好きなモーニング娘。でも、メンバーカラーというのがあるのですが、それを思い出してツボでした(笑)。
6人の妻の中でも特に目立つおいしい役がアジア人女性によって演じられていて、彼女が6人の中でも一番観客の心を掴んでいるように思え、それも何だか(勝手に)誇らしく思いました。
ブロードウェイが再開した暁には、是非お勧めです!

