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裸のニューヨーク

ユー・ドント・ノウ・ニューヨーク・ザ・ウェイ・アイ・ドゥ...これは私のアンビバレントでパーソナルなニューヨーク・ストーリー。

レッドソックスの松坂大輔投手は2月18日のキャンプインまで約1カ月間ロサンゼルスで自主トレ中だという。メジャーリーグで活躍するであろう事は確実 視され、順風満帆の26才だが、日刊ゲンダイ2月10日号にはあまりに恵まれたVIP待遇に、チーム内のやっかみ、ファンの反感など、風当りも相当強くな りそうだと書かれている。確かに巨額の報酬を得た他に、ファーストクラスの飛行機代から専属トレーナー、マッサージ師、通訳、アシスタント、ボストンと キャンプ地の住居まで用意してもらっているのだから面白くないと思う人がいても不思議はない。

私が暗い気持ちになるのは、庶民感覚とあまりにかけ離れた彼らの報酬のツケを払わされるのが裕福ではない多くのファンだからである。メジャーリーグの内側 を描いたドキュメンタリー番組を見て知った事だが、選手の報酬が跳ね上がったのは代理人制度が出来てからだそうだ。少しでも多くの額を得ようとするのが代 理人というものである。GREED(欲)という英語が脳裏をよぎる。

 ニューヨーク滞在中にシェイ・スタジアムで働く男性と話したが、子 供2人に親2人、いい席を取って野球を見ようと思ったら300ドルはかかる、食べ物にパーキングにおみやげと費用はさらにかさむ、年間90試合もあるから 親はたまったものじゃないとこぼしていた。選手の高報酬は野球人気を支える裕福でないファンの懐を既に直撃しているのだ。

案の定、チ ケットも高騰している。レッドソックスの本拠地開幕となるマリナーズ戦(4月10~12日)に松坂選手が登板となれば、一番安い席でもNFLのスーパーボ ウル並みの30万円を超えるプラチナチケットになると予想されている。ヤンキース―対メッツのサブウェイ・シリーズとなった2000年のワールドシリーズ ではダフ屋が外野席券を20万円以上で売ったそうだが、レギュラーシーズンでこんな高額を呼んだ例はない。チケット会社によるとマリナーズ3連戦のチケッ トは2月上旬現在、内野席で約12万から18万円、外野席でも約3万から3万6000円と既に正規料金の10倍の値が付いているという。

高額チケットは何も野球に限らない。バスケットボールの好きな私はマディソン・スクエアガーデンで気軽に観戦したものだが、2004年にふらりと訪れて中程度のチケットを買おうとしたら260ドルと言われて「えっ!?」と目を剥いた。そんな高値ではTVで見るしかない。

庶民は企業にお金を吸い上げられるものと相場が決まっていたが、いまどきは高額報酬選手に吸い取られるのである。
ジャズのスタンダードに「BODY AND SOUL(身も心も)」という曲がある。東京都港区南青山にあるジャズクラブ名にもなっている。「心」は「ハート/heart」ではないのか、ソウルと ハートはどう違うのか?と疑問を持ったまま長い時間が過ぎた。それが最近わかりかけて来たのだ。

英語を学んでいる時に「ソウル」という単語を学んだ覚えがない。知ったのは、1960年代のR&B(リズム・アンド・ブルース)から発展したソウル・ミュージックのおかげである。

「ソウルとは何か?」この質問には英語の辞書がいともカンタンに答を提供してくれる。ソウルミュージック、ソウルフル、ソウルトレイン、ソウルフードな ど、ソウルが付く言葉には黒人が関係していることからもわかるように、形容詞に「米国黒人特有の」とある。名詞としては「魂、精神、情熱」などとある。訳 してしまえば簡単だが、ではその魂とは、精神とはいかなるものか、と問われればなかなか説明が付かない。私もソウルとは何なのか、改まって考えた事がな い。黒人に宿った独特の精神、という程度に考えていた。アメリカにもはっきりした定義はないらしく、2007年1月のCNNの看板番組である「ラリー・キ ング・ライブ」に出演した人気音楽番組「アメリカンアイドル」のシーズン5の勝者で白人であるテイラー・ヒックスは、「SOULとは何か」と質問されて、 それはフィーリングであり、楽しい、悲しい、すべての形容詞を表す、”It's in your heart.(心の中にあるもの)”と答えている。シーズン3の優勝者、黒人のファンテージアはアレサ・フランクリンのコンサートで感じるもの、外に向っ て表現するもの、と答えている。ファンテージアの歌は黒人の歌そのものであり、テイラーの歌は「黒っぽい」。ファンテージアはソウルを獲得しようと努力す る必要はなかっただろうが、テイラーは後天的にソウルを会得したと私は思っている。

私は横田米空軍基地に配属された黒人兵をたくさん 知っている。ロスアンゼルスやシカゴ、ニューヨークといった大都市の出身者は少なく、南部出身者が多かった。彼らと接していて「ソウル」をひしひしと感じ た事はなかったが、昨年秋にニューヨークのハーレムをひんぱんに訪れ、黒人の住民と話し、一緒に行動しているうちに、うっすらと私なりに「ソウル」とはこ ういうものであろうとわかるようになった。(この項つづく)
ヴァージングループのリチャード・ブランソンがヴァージングループの次期社長という「賞品」を勝者に与えるという前代未聞のリアリティ番組「レベルビリオネア」を昨夜スカパーのリアリティTVで見た。

絶壁から数メートル離れた空中でスタンバイする男性に向ってジャンプ、つかまえてもらえばOK、失敗すると目もくらむ谷底へまっ逆さま。

日本では確か10何メートルのプールの飛び込み台からタレントが飛び込むという企画があったが、なかなか飛び込めず、30分も40分もかかる者が多かった。

一方の「レベル...」の崖の高さは110メートル。用意してすぐにジャンプできるところがすごい。もちろん命綱は付いているがリチャード自身も失敗してウルトラバンジージャンプ状態。

アメリカにはアドレナリンジャンキーが多いなあと感心する。

それとは別に....この番組、実は私は2004年の11月にアメリカのFOXテレビで見ている。それが今頃日本で放映されるなんて...
いかにも遅すぎ。もっと早く放映すべきではないか。








米プロフットボールのNFL王座を決める第41回スーパーボウル が4日午後6時半(日本時間5日午前8時半)から、マイアミのドルフィンズ・スタジアムでキックオフする。スーパーボウルの人気がどれだけすごいか、アメフトの人気がいまいちの日本ではよくわからないが、米国ではこれは国民的な行事であり、お祭りである。ゲームの前のショーにはシルク・ド・ソレイユ、国歌斉唱にビリー・ジョエル、ハーフタイムショーにはプリンスという豪華さである。独断でそれらのイベントの価値を判断すると、シルクが30ドル、ビリーの国歌が30ドル、プリンスのショーが15分として50ドル、計90ドルの価値はある。

実は今年の見所は別のところにもある。AFC王者のインディアナポリス・コルツのトニー・ダンジー、NFC王者のシカゴ・ベアーズのロビー・スミスは共に黒人監督で、どちらが勝っても黒人として頂点を極める初めての監督として歴史に名が刻まれる事になるのだ。

CNNのインタビューに対してダンジーは”I'm very, very proud. And, as an African-American, it's going to be special.(誇りに思っている。アフリカン・アメリカンとして特別な事になる)”、一方のスミスも ”I feel blessed to be in that position(機会に恵まれて光栄だ).”と肯定的に答えているが…ダグ・ウィリアムズは否定的な内容の発言をしている。彼は1988年に初めてスーパーボウルに出た黒人初のクォーターバックであり、同時に黒人はチームのリーダーになれるほど賢くないというステレオタイプを打ち破ったのだが、 “When you talk about race in the National Football League, I do feel that we have come a long ways. But I do feel we have got a long ways to go.( NFLの人種について言えば、ようやくここまで来たけど先は長いよ)”とコメント。選手の3分の2は黒人選手なのだが、フットボールチームのオーナーは文化の異なる黒人を監督として雇いたがらないと指摘する。

黒人は監督を務められるほどインテリではないとの差別的な認識もあるようで、白人監督に比べて年俸も安い。スミスの場合、年俸は135万ドル(約1億6200万円)で、NFL監督中最も安い。スーパーボウル進出により次期は300万ドル提示されているというが、500万ドルが最低ラインだろうと報道されている。

どちらが勝っても歴史に監督の名が残る今回の試合、キックオフは日本時間2月5日午前8時半である。私の友人のエイドリアン・スミスさんもスタジアムにいるはずである。黒人女性の彼女はニューヨーク・シャークスという女性フットボールチームのクォーターバックであり、チームにはジュンコという日本女性もいるそうだ。練習は2月末から始まり、初試合は4月28日だという。

「Equus(エクウス)」と言えば、馬にエロチックな愛情を抱く少年と精神科医の舞台劇で、映画にもなっている。ブロードウェイでは70年代に、「サイコ」に主演したアンソニー・パーキンス(註1)が精神科医の役で出ている。(註2)。


ロンドンのウェストエンドではこの演劇が2月27日にリバイバルオープンし、ハリー・ポッター役で有名なダニエル・ラドクリフ(17才)が主役の少年の役を演じる。公演のプロモーション用に、裸になって写真を撮った事がメディアでの大論争を巻き起こしているという。

女性ではなく男性が裸になって大騒ぎになるのは珍しい。アメリカの映画などではけっこうメジャーな男優でも時々全裸になるがさほど騒がれないのだ。


ハリー・ポッターといえば、最終作となる第7巻が7月21日に発売になるという。ダニエル自身もそろそろハリーのイメージから脱却し、「Equus」で成長したいと見える。


出典サイト
http://edition.cnn.com/2007/SHOWBIZ/Movies/02/01/people.danielradcliffe.ap/index.html

(註1)エイズで1992年死亡。
(註2)アンソニー・ホプキンスの後を引き継ぎ、パーキンスの後はリチャード・バートンが演じた。

二重マブタの整形にも関連するが、日本に暮らす限り民族的アイデンティティなどという言葉や概念とは無縁に暮らしていける。なぜならたまに中国人や韓国人と間違われる事もあるアメリカとは異なり、「私は日本人だ!」とことさらに主張せずとも周りは日本人だらけ、私を見て日本人であろうとほとんどの人は思ってくれるのだから。

話は変わるが、西武の伊東監督が、茶髪や長髪の選手に対して罰金100万円也を科すことにしたそうだ。社会人として当たり前、と断固とした態度で臨むとか。「日本人なんだから」とか「民族的アイデンティティ」云々の発言や発想はそこにはない。国内ではそういった事は問題にならないのだ。ところが新庄選手がメジャーリーグのメッツにいた時に金髪にしたところ、大変不評ですぐに元に戻したという。海外では違った価値観が存在するという事だ。

私がかつて腕の毛をオキシドールで「脱色」しているのを見た金髪のアメリカ女性のルームメートは「どうして金髪にするの?」と不思議そうに聞いてきた。何も金色の体毛が欲しくてそうした訳ではなく、黒い体毛は目立つのであくまでも「脱色」したのだが、東洋人が毛なりマブタなり、ルックスを変えようとするとアメリカ的になりたがっているのだと決め付けられるのには閉口するが、まあ、そのアドバイスのおかげで、茶髪や金髪の日本人を見れば彼らは「どうして金髪にするの?」「あなたのエスニック・アイデンティティはどうなるの?」と素朴な疑問を持つらしいとアメリカにおける民族的アイデンティティの重要さを知ったとも言える。

ニューヨークの地下鉄で見回すと、黒髪であるメキシコ人や東洋系で髪の毛を染めている者は1人も見かけなかった。たまに見かけると日本人ツーリストである。

ところで菊地凛子さんという女優がいる。ゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされ、惜しくも逃したが、彼女の写真を見ると見事な金髪である。「バベル」出演時は黒髪だからわざわざ染めたのだとわかる。地毛と思われる金髪のケイト・ブランシェットの横に立つ長髪のブロンドの彼女はどこか国籍不明。彼女の「日本人という思い、忘れたくない」というコメントが「SANKEI EXPRESS」紙に載っているが、アメリカ人から見ればかつての私のルームメート同様「日本人っていうけど、彼女の民族的アイデンティティはどうなってるの?」と思うかもしれない。アメリカでもマドンナはじめブロンドにする女性は多い。極めて西欧的な髪の色である事に加え、日本人の真っ黒な髪をブロンドにするよりは抵抗が少ないのだろうが、CNNも東洋人の二重マブタの手術を取上げる前にアメリカ人のブロンド信仰に目を向けてはどうだろうか。

映画「セレンディピティ」にも出て来た同名のコーヒーショップ、私も行きました。メチャ込みです!

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CNNを見ていたら、「バカな事を言う政治家をトレーニングで直す事ができるか」というSITUATION ROOMからの問いかけに、
視聴者から寄せられたEメールを紹介していた。

「ネコに缶きりを教える方がカンタン」(笑い)など、無理、という意見が多かった。

日本の大臣にもいましたね、つい最近とんでもない発言をしたヒトが...
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テキサス以西にチェーン展開するピザ店「ピザ・パトロン」が中南米系のお客に対するサービスとして「支払いはペソでもOK」 のシステムを導入したところ全米にごうごうたる非難の嵐が巻き起こりダラス本社は、第1週だけで約1000件の電子メールを受信した。多くは「ペソを受け付けるくらいならメキシコに行け!」など非難の内容で、殺しの脅迫さえあるとは...


ニューヨークの韓国街でウォンを受け取るとか、日本人経営のレストランで円を取る、なんて話は聞かない。それで思い出したが少しばかりのウォンがあって、いつ韓国に行けるかわからないので次回、韓国街でチップ代わりにしたらニラまれるかしら?


1月3日のCNN「ポーラ・ザーン・ナウ」では東洋系の女性の間でポピュラーな二重マブタ手術を取上げて、「アジア人の目は魅力的か」と挑発的な問いかけを発していた。

目をぱっちり見せる効果のあるこの手術は高校生の間では非常にポピュラーで、小学生も行なうという。整形美人が堂々とTVに登場する日本でも整形はすっかり市民権を得たと言って良く、二重まぶた手術などは整形とも言えないごくカンタンな部類に属する。事実、30分もあれば終了するという。

23才のアニー・チャンという中国系と思われる女性の手術の様子が放映されたが、一重マブタだったのが手術後の二重マブタの顔立ちはすっかり変わっていた。目が大きく見え、印象が現代的になっている。

番組によると東洋系女性の目が「白人と違う点」は上マブタが小さい事で、それを二重マブタ(ダブル・アイリッド)にすると「西欧的」になる。東洋系女性はアメリカのGIに好かれようとして整形を受けるようになったのがそもそものブームのきっかけだと伝えていたが、果たしてそれは本当だろうか?

日本には「男の目には糸を張れ、女の目には鈴を張れ」といって男の目は糸のように細く切れ長、女の目は鈴のように丸くぱっちりしたのが良いという古くからの諺がある。戦後進駐軍のGIがやって来ていきなり大きな目が魅力的と思われるようになったのではない。また、日本女性が二重マブタ手術を受けるのは西欧的なルックスを求めてではなく、単にぱっちりした目になりたいからだろう。さすがに同番組の東洋系女性のリポータ-はわかっていて、西欧的に見えたいからというよりルックスを変えたいと思っているのだ、と意見を述べていたが西欧のリポーターやキャスター、視聴者にはどれだけ理解されただろうか。

更に、手術を受けてルックスを変えると「エスニック・アイデンティティ(民族の誇り)を失う事にならないか」というトンチンカンなテーマを提起していた。手術を受けたアニー・チャンは二重マブタになっても、どこから見ても東洋人。東洋系のアーモンド・アイズそのものである。彼女は民族としてのアイデンティティを捨てようなどとはこれっぽっちも思っていなかったに違いない。どうにも腑に落ちないリポートだった。

聞くところによるとニューヨークには「コスメティック・ビル」というビルがあり、テナントはすべて化粧品関係とか。また、名だたるブランド化粧品を一手に引き受けている化粧品製造会社も入っているとかで、競合する数社の化粧品を作っているとか、高級化粧品もチープな化粧品も原料は一緒らしいとか、それが本当だとしたらまたすごい話ではないか。

ピーチジョンの社長は確かマディソン街の「ランジェリービル」の話をTVでしていた。その昔、このビルの会社を上から下まで訪問して取引してくれるよう頼み、ことごとく断わられたのだそうだ。それが今やJFKからリムジンで高級ホテルに乗り付ける身分。すごい!