ニューヨークの地下鉄での出来事 | 裸のニューヨーク

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ユー・ドント・ノウ・ニューヨーク・ザ・ウェイ・アイ・ドゥ...これは私のアンビバレントでパーソナルなニューヨーク・ストーリー。

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4月24日の朝日新聞に、横浜市の地下鉄に23日、同市の「野毛大道芸」に参加している2人組の女性ピエロ「ツインキューブ」が登場して子どもたちを楽しませたと ある。これは珍しい。NYの地下鉄では黒人のパフォーマー、中国人の乾電池売り、物乞いなど実にさまざまな人々が入れ代わりで回って来るが、込みすぎるせいもあってか日本の地下鉄では全く見かけないからだ。これからはアカペラグループや楽器演奏者などのパフォーマーも登場するだろうか?

700万人のニューヨークの通勤者の為の「通勤者キャンペーン」を推進する民間団体が22の地下鉄ラインの2200本の列車を調査した結果、61%は「おおむねきれい」と判定されたが、前年度の66%を下回ったという記事もあった。日本の地下鉄は100%「きれい」だが、年末は酔客の嘔吐物がやたら目立って「かなり汚い」。これはNYの地下鉄ではついぞ見かけない。その代わり昨年末にはブルックリンの「フォース・ストリート」駅で妙な「モノ」を見かけた。

深夜、同駅に降り、週末のスケジュール変更の張り紙を見ているうちに乗降客が誰もいなくなった。ふと見ると駅の中に1人だけ黒人男性がいてこちらを見ている。何か伝えたいのだろうか、それとも挨拶しようとしているのか。そう思って微笑みかけると、 彼の右手が動いているのに気がついた。はて、何をしているのだろうと自然と目が手の先に行くと、彼は自分の一物をジーンズから取り出して私を眺めながら自慰にふけっていたのだった。そんな彼に笑いかけたとは何とも間抜けな事だった。

彼が喜んだだろう事は確実で、日本人の女はこんな時、叫んだり、笑ったり、警察に通報しないと今までの経験で知っていたものだろうか。

刑務所の鉄格子のような柵の中の事であり、危険が身に及ぶとも思われなかったので速やかにその場を立ち去ったが、何とも気分が悪く、携帯を持っていたら911に通報するところだった。

彼の罪状は「わいせつ物チン列罪」。