10/7(土)

気合いが入って、朝から東京競馬場。

秋の三連休初日の中央高速道路は行楽渋滞と決まっており、毎年この日は電車で東京競馬場へ行くのが恒例となっている。

JR四ツ谷駅から西国分寺まで約40分。

少し早く着いたのでスタバで時間調整して、武蔵野線に乗り換え府中本町駅へ。


馬頭観音参拝から1Rのパドックへ。

1Rに出走するセイウンマカロンの小桧山調教師は前日の金曜日にイーグルポイントCCの5番ホールで

人生初のホールインワン⛳️。

何かあるような気はしたが・・・


セイウンマカロンは6着。新人の佐藤翔騎手、まだまだ甘い騎乗。

経験が大事なのはみんなわかっている。

でも1つでも前の着順が欲しい馬主は、難しい選択をいつも迫られる。

騎手には上手、下手はある。

それは成績にはっきり出ている。わかりやすい世界だ。

たくさん勝っている騎手が上手です。


そして、若手は目を瞑って乗せ続けるか?

馬主の究極の選択です。

実際はケースバイケースなので、これ以上はここでは触れません。


6R新馬戦。

ニシノアルバはけっこう馬券が売れている。

調教はすごく動いており、もっと人気になってもいいはずだが、地味な母系、定年間近の中野厩舎、最近成績下位の勝浦騎手。

派手な血統やルメール、川田、戸崎、松山が人気になるのは当然でしょう。

5番人気の8,2倍。

内心しめしめと思っていた。


ニシノアルバの母ニシノアカツキは勝浦騎乗でオークス4着。

母の背中を知っている勝浦なら、と期待は大きかった。


この馬の中野調教師は来年の2月末で定年。

ニシノアルバはそのまま村田一誠厩舎に行くことが決まっていた。

『村田、この馬で桜花賞行くから新馬戦からよく見ておけよ。』

と以前から村田調教師には言ってあった。


競馬はスタートしていい具合に進み、王道の4~5番手。

さぁ4コーナーへと思った時に、『ボキッ』と音がした。


もちろん、スタンドゴール前の7階馬主席で見ているわしにその音は聞こえるはずはない。

でも、わしにははっきりと聞こえた。

双眼鏡で、ガクッときた時に、馬主だけに聞こえる音がしたのだ。


辛いのは現場にいる騎手、厩務員、助手、そして調教師。

わしの周りにいる西山牧場スタッフは無言。


42年馬主をやってきて、何度も何度も経験してきたが、慣れない。


中野調教師より電話で

『社長、すみませんでした。予後不良です。』


「わかりました。ありがとうございました。」


それだけ答えて終了。


ちょっと辛い1日になりました。

せめて生きていてくれたら良い繁殖牝馬になったのに、と思うとやりきれません。


事故の理由はありません。

不可抗力です。


10/8(日)

気持ち切り替えていきます。


5月に北海道。ニシノアルバ。撮影わし。


パドック。


西国分寺のスタバ。