7/21(金)
めったに地方競馬の話は書きませんが、今日はあまりに嬉しいので、触れておきます。
平成14年のフローラステークス(G II)東京競馬場の重賞でニシノハナグルマ優勝🏆。
その時は船橋からその日の交流競走に乗りにきていた左海騎手に頼んでいました。
先日亡くなった奥平真治調教師の弟子の萱野厩舎。
「社長、ニシノハナグルマ船橋のさかいでいいですか?」
「さかいって誰だっけ?」
(この世界、何故か坂井騎手、酒井騎手、境騎手、同じ読み方をする騎手が中央と地方でたくさんいました。)
『左に海と書いてさかいと読む騎手です。若手でけっこう乗れています。』
当時の南関東の騎手のレベルは高かった。内田博、戸崎ももちろんいた。
そんな中で中央交流に来るくらいだから技術は確かだろうとよく知らないけどOK。
そして重賞優勝。
そうなると一気に人間関係は深まる。
これがわしの言う【馬が作る人の縁】
船橋に馬はいないけどずっと左海騎手は注目していた。
昨年、調教師試験に合格。今年から開業と聞き、
『おめでとう。縁は大事にしよう。わしの馬をお願いしますよ。』
「本当ですか。ありがとうございます。」
で5月に開業に合わせてニシノサキュバスをお願いした。
デビュー戦は勝つつもりでわしは船橋へ行ったが2着。
そして今日が2戦目。左海厩舎はまだ勝っていなかった。
何とか船橋へ行きたかったけど、平日は時間の都合がつかない。
テレビ観戦を決めていた。
レースの1時間前に左海調教師から電話。
『山口騎手が1R落馬で乗れなくなりました。誰にしましょうか?』
正直誰が空いているのかわからない。調教師に任せるしかないが、ある騎手が浮かび
『さ、』
とわしが言った瞬間に
「笹川翼ですね。わかりました.」
と笹川騎手を手配。
見事な捌きでした。
調教師として、馬主対応、騎手の選択、馬の仕上げ。
すべて満点の仕事をしてくれました。
笹川騎手も素晴らしい騎乗でした。
左海調教師、まだまだ勝ちましょう。
おお、この指の使い方は・・
チーム西山は誰もいないのにこの口取りは・・心得ていますなぁ。