9/2(金)

あっという間に8月が終わってしまった。
競馬場は新潟に1日行っただけ。
大好きな新潟競馬場だけど、何でこんなに行く機会が少ないのかな?

あ、門別競馬場には1日行きました。
ニシノコチが勝ち、初めて門別で口取りしました。
馬主は自分の愛馬の出走を見に行くのが楽しみです。

さて、今週末は小倉へ。
ニシノトキメキでときめくことができるかな?

9/1(木)はTwitterでちょっとしたオタクとの鬱陶しいやりとりがありました。

簡単に要約すると、たしかウマ娘ネタからセイウンスカイの馬主を西山茂行と言うのはおかしい。
当時の馬主は西山正行であり、途中から株式会社西山牧場(同じ法人ですが、当時は有限会社西山牧場)であり、西山茂行が馬主として出走させていた、と言うなら家族間でも「名義貸し」になる。

ましてや当時の西山茂行が馬主資格を持っていたか疑わしい。

とくだくだとさも自分が正しいようにツイートしてきたネット民がいた。

いくつかの疑問に正確に答えましょう。

まず、西山茂行は22歳で大学を卒業し、23歳と24歳の確定申告書を提出し、
(馬主登録には2年分の経済要件を満たした証明が必要です。)

その他の部分(犯罪歴、反社会勢力との交流などの身体検査)をクリアして
25歳の時に馬主登録をもらいました。

以降3年ごとの更新は、所有馬がいて更新書類を提出すれば、得に問題なければ更新されます。
つまりセイウンスカイの時は西山茂行は41歳で馬主でした。

次に西山正行は当時高齢のパーキンソン病で、セイウンスカイ他西山正行の馬の管理は西山牧場スタッフがやっていました。

これは今でも同じです。

西山茂行、西山正行、西山真美子、西山牧場など
名義はそれぞれでも管理は西山牧場スタッフがやっています。

このTwitterオタクはこの部分で「管理している、と言うことが名義貸し」としつこく突いて来ました。

「競馬法では馬主(西山正行)が出走させなくてはいけない、のに西山牧場または西山茂行が出走させるのは名義貸しであり、家族間でもグレーだ。」
との主張でした。

この人は馬主名義人が自宅で馬を飼っていると思っているのか?

この人はすべての馬主名義人が毎回馬を競馬場連れていき、出走させると思っているのか?

こんな人を相手にするべきではありませんが、人を犯罪者(名機貸し)扱いされたまま拡散されるのも不愉快なので、きちんと西山茂行の昔の馬主登録証の写真をアップして説明しました。

西山正行の馬はすべて西山正行個人が預託料を払い、賞金をもらい、確定申告をしていること。
馬の連絡は西山牧場が代行していること。

株式会社西山牧場の代表取締役は西山茂行で、西山茂行が西山正行の代わりに調教師と連絡をしても、名義貸しにはならないこと。

さんざん説明しましたが、このオタクはもう思い込みが激しく
西山正行の代わりに西山茂行が厩舎へ連絡することすら名義人と違うから名義貸しだ、と言う姿勢でした。

ましてや当時の西山茂行が馬主だったかも疑わしい、と書かれたら反論しないわけには行きませんね。

この無知のオタクは、共有馬主を競馬法で認めていることを知りません。

1頭の馬を1/10まで馬主登録を持っていたら所有することができます。 
新聞にのる馬主は代表名義人だけです。

つまり仮にですよ、
セイウンスカイの馬主が
西山正行10%
西山茂行30%
西山真美子30%
西山牧場30%

で賞金や預託料は按分。もちろんそれぞれで確定申告。

代表名義人は10%でも西山正行。

これで西山茂行が
「セイウンスカイは私の所有馬です。」
と言って何の問題がありますか?

実際に法廷論争になった場合は、名義人が預託料を払い、賞金をもらい、確定申告をしていて、あとは自分の意志で競走馬を所有していれば、誰が代理で調教師と連絡しようが、100%問題ありません。

西山正行の病床で
「お父さん、セイウンスカイですが、皐月賞は横山典に乗り代わりしますよ。」
と伝えました。

この乗り代わりを決めたのはわしです。
このオタクはそれが名義貸しと言いたいのでしょうか?

徳吉から乗り代わりを決めたのは西山正行最後のクラシック挑戦で
(あの時もう少し上位の騎手に乗り換えておけばよかった。)
と絶対に後悔をしたくなかったからにほかならず。

途中で西山正行から西山牧場に名義を変えたのは、公認会計士や顧問税理士の指導により、セイウンスカイが現役中に西山正行が亡くなると相続財産になり、評価できないこと。
今西山正行から西山牧場にセイウンスカイを売却すれば種牡馬入りの時にスムーズに行くことなどが理由でした。

1億円で西山正行から株式会社西山牧場へ売却しました。

平成10年の末です。

以降はセイウンスカイは西山牧場の馬で代表取締役は西山茂行であり、西山茂行が調教師と連絡しましたが、それもこのオタクは名義貸し、西山牧場の代表は西山正行ではなかったかと言ってきました。

まあこんな騒動でした。

さて気持ち切り替えて、小倉へ。

秋の中山の準備もすすんでいます。


大宮国際CCスタッフと鳩山CC


ニシノコチの口取り写真。門別で初の口取り写真。