8/13(土)

台風8号が近づいている。

足の速い台風なので、大きな被害にはならないと思うが(願望)、ゴルフ場経営者は祈るしかない。

先週、新馬勝ちしたニシノコウフク。
元気に西山牧場へ帰ってきました。

次走は10/29(土)
東京競馬場・アルテミスSを予定。
三浦皇成騎手からも承諾をいただきました。

さて、このレース選択の舞台裏。書いてしまいましょうか。

レース後、西山茂行と伊藤大士調教師との会話。

けっこう開業時から仲がいい。

「社長、使ったあとも馬は元気です。次走はどうしましょうか?」  

『無事なら新潟二歳Sはどうか?』

「夏場は暑いので、あまり無理したくなく、できれば社長、自己条件ですが中山最終週のサフラン賞はどうですか?」

10/2のサフラン賞ね。牝馬限定のマイルか。極めて妥当な選択ですな。』

普通ならこれで決まるはずだった。

しかし、わしはあることに気がついた。

『あれ、大ちゃん、これと全く同じ会話、5年前にしたよな。』


ニシノコウフクの新潟新馬勝ちは8/6。

5年前の同じ日、8/6に新潟でニシノウララが新馬勝ちをした日。
あのアーモンドアイを負かした伝説の日だ。

ニシノウララは伊藤大士厩舎。

奇遇にも5年前に同じ牝馬の新馬勝ちで、同じ会話をして、そしてニシノウララはサフラン賞へ行き4着だった。

5年前、この4着が不満だったわしは、伊藤大士と相談の上、東京の京王杯二歳S(GⅡ)へ。
ニシノウララは一線級の牡馬を相手に5着。

楽しみが膨らんだ。

直後、ニシノウララに骨折が判明。

クイーンカップも桜花賞もオークスも夢と消えた。

『大ちゃん、ニシノウララを思い出したら、ここで8/6に新馬勝ちしたと言うことは、神さまがあの時の失敗は繰り返すなよ、とわしらに言っているんだな。』

「それは確かにありますね。」

『せっかく1つ勝ったんだし、ここは無理せずじっくり調整して、10月末のアルテミスS一本で行こうか。』

「実はそれもありかなと思っていました。」

牝馬は意外と選択肢が限られている。

ニシノウララとの違いは、新馬の距離。
ニシノウララは芝1400だった。

今回はもう1600を経験済み。
ニシノウララは当時見習いの野中騎手。

ニシノコウフクは定量の三浦皇成騎手。

そう言ったことすべて考慮に入れると、素晴らしいレース選択となった。

ニシノウララの経験を生かさなければ、学習能力がない。

さて、じっくりと行きましょう。

そこまでに次々と楽しみな新馬もたくさん出て来ます。

今日はニシノコウダイ。
レース後、どんな話がここで書けますかな?

伊藤大調教師と4年前。馬が作る人の縁。