3/31(水)

年度末。
やらねばならないことがたくさんあるけど、時間が足りない。
まあこうして人生は追いたてられているうちに終わるんだろうな。
(達観している。(笑))

競馬の話行きましょう。

5/9(日)

東京競馬場・NHKマイルカップGⅠ
ニシノアジャスト

新潟競馬場・新潟大賞典GⅢ
ニシノデイジー

同日の重賞でどちらも主戦騎手は勝浦正樹。

その日の騎乗馬の予定もあり、どちらかに決めないと他に迷惑がかかる場合がある。

ここは勝浦正樹騎手に自分で選択をしてもらおうと、わしから電話した。

「ニシノデイジーでお願いします。」

簡単に決まった。

背景的には、勝浦騎手は毎年この時期は新潟が主戦場となる。
騎乗馬確保、と言う意味では新潟がいいのだろう。

何よりも、ニシノデイジーは前走東京新聞杯でマイルで負けたあと、勝浦騎手より
「距離が足りないと思います。」
「では新潟大賞典あたりに行こうか。」
「そこがいいと思います。」

と進言しており、GⅠの魅力もあったと思うが、ここは順当な選択と思う。

ニシノデイジーはその後すごぶる順調。欲目だが、復活の兆しが見えてきた。
ハンデ戦であり、前走からさして人気にもならないだろうが、新潟大賞典が楽しみです。

ニシノアジャストは本音を言うと、今の時点でGⅠは家賃が高い。

ただ、2勝目を上げたのが府中であり、得意のコースだ。
オーバーペースで前が総崩れになった時に出番がある。
GⅠで年に何度かある「まさかの大荒れ」の展開にはまるタイプの馬だ。

もちろん実績的に人気にはならないため、勝ち上がった三浦皇成やわしと相性のいい田辺、戸崎、内田あたりはまず乗れないでしょう。
あとは小手川調教師の仕事です。

3場開催は騎手の選択がけっこう限られます。

決まったらここへアップします。

またまた昔話をひとつ。

平成4年秋。
その年の桜花賞馬ニシノフラワーは秋にエリザベス女王杯3着。
当時は四歳牝馬限定(現表記三歳)。芝2400だった。

次走を12月の中山スプリンターズSGⅠか、
同日の阪神牝馬特別GⅢ(ハンデ)、芝2000に行くか、
直前まで決まらなかった。

馬主の父の西山正行は松田正弘調教師にすべて任せていた。

木曜日ハンデが出て56キロ。(当時は木曜日にハンデ発表。現在は月曜日。)

木曜日の午後
①スプリンターズSなら53キロで出られること。
②日曜日の近畿地方の天気は大雨予報。ニシノフラワーは道悪が大の苦手。
③松田正弘調教師はオークスもエリザベス女王杯も敗因は距離、と見ていたこと。

この3点で中山スプリンターズSに決まった。

木曜日の午後まで決まらなかったため、ニシノフラワー主戦の河内騎手は、同日の阪神、中山どちらの競馬場でも他のレースの騎乗は一切受けず。

どちらでもニシノフラワー騎乗1頭だけでスタンバイしていた。
当時売れっ子の河内騎手の年末の大事な1日をいただきました。
ニシノフラワーはスプリンターズSGⅠを優勝したのは言うまでもなく。
その日の中山の河内騎手の騎乗はそれ1頭でした。

職人でしたなあ。