8/4(火)

馬券の売上がすごい。
コロナ禍以降42万人のパット会員が増えたそうで、誰も予想しなかった嬉しい誤算だ。

そして、同様に地方競馬も過去にない空前の売上アップとなっている。

そこで、この千載一隅のチャンスにあえて何十年越しの提言を書きます。

この3つをやれば地方競馬は飛躍的に生き返ります。

①勝負服を馬主服にする。

②口取りを全部やる。馬主不在なら主催者が写真代を払って、馬主に贈る。

③出走馬主席を広く豪華にして、地元の美味いレストランを入れる


これだけで、馬主はいい馬を購入し、競馬場へ来ます。
お客様がいなくて、売上が上がっている、今がチャンスです。

この機会を逃したら次はないかもしれません。

実はこの話はこのブログで10年。日刊スポーツでは25年、かつて連載を持っていた週刊競馬報知や、競馬通信でもさんざん書いてきました。

しかし、この数年来、中央競馬の馬主事情が明らかに変わってきました。

近年の中央競馬はクラブ法人が強すぎて、個人馬主が勝てません。

JRA馬主ランキングも上位はすべてクラブ法人です。

生産牧場から馬を購入し、それを一口会員に販売するクラブ法人はそれが商売であり、業者です。

個人馬主は日本の厳しい税制から残ったお金で、好きな競走馬を購入するアンカー(消費者)です。

個人馬主では超大手しか高い馬は買えません。

一般個人馬主は中小企業のオーナーがほとんどで、回りの友人や社員に

「今度俺の馬が走るから一緒に競馬を見に行こうよ」
と誘いたいのです。

それには「あれが俺の馬だよ。」と言う主張となる馬主勝負服が必要です。
馬主は見栄っ張りなのです。
その友人知人を連れていく馬主席も特別感があるとないでは全く違います。

「○○競馬場の△△は美味いんだ。」

なんてあれば、それだけで人を連れていけます。

「資源提供者である馬主」と言うプライドをほんのちょっとくすぐってやればいいのです。

中央競馬はそれで成功しています。
素晴らしい見本があるのだからこの機会にぜひ、と思います。

この数十年、言うまでもなく、上山、福山、高崎、宇都宮、三条、中津、県営新潟、益田、紀三井寺、旭川、荒尾、足利などの地方競馬場がつぶれていきました。

あの悲劇はもうこれ以上繰り返してはいけないのです。

実はこの話をTwitterで書いたらかなり反響がありました。
賛否両論。特に勝負服。

世界中の競馬先進国はすべて馬主服です。
(韓国は…、中国は…とかの突っ込みはやめましょう。韓国もJRAからの遠征馬は馬主服です。)

金沢、高知、佐賀あたり美味い地元のレストランがあればわしは馬を入れます。

西山茂行の勝負服を着た地方競馬の騎手(元騎手含む)を4人アップします。(突っ込まないように😊)