4月19日(木)

23時47分厩務員組合と調教師会の春闘を巡る団体交渉は、日が変わる直前に妥結しました。


一紙も報じていませんが、かなりのきついやりとりがありました。

再度書きます。

厩務員の給料支給者は馬主です。

厩務員に仕事を与えるのは調教師。

厩務員資格は競馬会(トレセン)です。



厩務員の雇用者は「調教師」と過去の裁判の判例にあり

調教師が厩務員との団体交渉をやります。

妥結しないと、厩務員はストライキに入り、
競馬開催ができません。


厩務員組合のストライキによる開催中止は、過去に何度もありました。


わしは日本馬主協会連合会の労務預託副委員長。

もう10年以上やっていますが、

毎年この時期は苦痛です。

団体交渉に当たる調教師会は、馬主の意向を確認しなくてはならないため

時間がかかります。


今回も、けっこうもめました。

これ以上は書けませんが、無事に開催できていることが不思議です。


今回は委員長は福島馬主協会の伊東純一さん。

この方は福島にある自分の工場のストライキを経験しており、見事なさばきでした。


4/21(土)
東京競馬場

スタンドに立ち、この開催が無事に行われている裏には、
調教師会の役員。
厩務員組合の幹部。

それに日本馬主協会連合会の労務預託委員長。


見えないところでスゴい苦労をされた方々がいます。

これを読むかどうかわかりませんが、本当にご苦労様でした。


10年やってきて、もう少しスムーズにできないものかなあ、と思います。

それは春闘だからと、3月から始めるからで

夏競馬が終わった辺りから翌年への準備ができるとかなり違うとおもいます。


次の会議でのわしの提案ですが、

9月、10月は翌年の番組編成や賞金予算で忙しく、先送りになります。


課題多し。