日本には各競馬場ごとに

10箇所の馬主協会がある。

わしが所属しているのは、
東京競馬場を本拠地とする

通称「東京馬主協会」

正式名称は

「一般社団法人東京馬主協会」


平成24年に社団法人から一般社団法人に移行した。

日本中に乱立した、公益法人と言う名の社団法人を国が整理した。

そして、あきらかな公益だけの公益法人をわずかに残し

あとは一般社団法人とした。

一般社団法人とは

非営利目的だが、株式会社に近く、
事業は公益目的に制限されず、営利法人である株式会社と同じく収益事業を行うこともできる。

ただし、設立者が余剰金や残余財産を受け取ることはできない。


今、日本中の馬主協会はすべて、一般社団法人である。


つまり、公益法人ではないけど、株式会社でもない。

それが一般社団法人。


さて、以前にも書いた話。

西山興業株式会社はゴルフ場を経営しています。


今から20年前のこと。

父の西山正行から馬主のゴルフ好きが集まるゴルフコンペがあり

わしが世話役を頼まれて、うちのゴルフ場で12月に忘年コンペを開催した。


その5組のお客様には、ゴルフ場として最高のおもてなしをした。

昼もパーティ料理も採算度外視。

どうやってもこの値段で食べれるはずない料理を出血サービス。


5組の馬主関係のお客様が前が支えたり、どんな小さなトラブルもないようにと、何度も打ち合わせをし

無理して詰め込むと手が行き届かないため、
多くの他のお客様の予約を断った。


もちろん料金は採算度外視の格安で、皆さんに楽しんでいただいた。


西山茂行も西山正行にほめられはしなかったが

怒られなかっただけで、自分なりにいい仕事をしたと思っていた。


ところが…


聞こえてきた声は

「西山は馬主協会で商売している。」


そう言う話になってしまうのか…


一生懸命やって、格安でやっても、そう言う話になることがわかった。


以来、すべてゴルフコンペはお断りしている。


馬主にはいろいろな商売をしている方がいる。


例えば、ホテルニューオータニの大谷和彦社長は馬主でキオイドリームなどキオイの冠の馬を持っており
東京馬主協会会員。


だから、と言うわけでもないが

東京馬主協会の忘年会、総会、理事会、

すべて段取りがわかっていて、仕事が早く、
ついホテルニューオータニを使う。


わしはそれでいいと思うのだ。


馬主に露骨なセールスをする人もいる。


それも馬主の偉い方がやると、買わざる得ない気持ちになるんだよなあ。


まあ、あまり具体的なことは書かないけど


馬主協会と業者に関して話を戻すと

わしは馬主関連の会社を使ってあげたいと思う。

それは先のゴルフ場の話ではないが、自分でやってみて

好きな馬のためならば採算度外視するのが馬主だから、と言うのを知っているから。


レストラン経営している人がいたらそこを使ったらいいと思う。


そう言う横の繋がりから、人間関係が発展することはよくありますよ。