急遽、有給を取った私は道具を車に押し込み、スーパーで食材を買って一人河原へと出かけました。
誰もいない広い河原に子供の運動会用に買ったスクリーンタープやミニテーブルを広げ、そそくさと準備を始めます。
朝9:30頃、いつもならあの仕事をしながらあっちに電話かけてこっちに電話かけて慌ただしく仕事しているころだなぁなどと考えながら、
スーパーで買った安い輸入ステーキ肉を温めたスキレットにジュワっと乗せ、
焼ける音を聞きながら、慣れない手つきで肉を裏返したり皿を出したりとしばらく肉を焼くことを楽しみました。
穏やかな午前の光が差し込む中、肉の焼けると音と川のせせらぎの音、そして対岸の道路を走る車の音だけがたまに聞こえるその場所で
普段なら仕事をしているこの時間に今日は仕事を同僚に任せて、
一人で自分が楽しむだけのために贅沢に時間を使っていることに対する若干の背徳感と久しく感じることのなかったこの新鮮な気持ち。
ほんの少し、行動に移す気持ちがあればいつでも感じることができたはずのこの感情に懐かしさを感じ、
そして過ぎさっていた時間の長さに愕然としました。
焼けた肉を皿にのせて、家から持ってきたフォークとナイフで肉を切り、誰に遠慮をすることもなく自由にそれを頂き、やりたいことをやりとげた満足感に包まれた一日となりました。
また明日から普段の生活に戻って、慌ただしい日常に流されたらいつまたこの気持ちを持てるのだろうか
これ以上、自分の人生を流されて浪費したくない。
自分自身を取り戻すためにも、もっと自分がやりたいことをやっていこう。
とりあえず、また会社をサボって肉を焼こう!と決心したのでありました。
なんとなくでもわかってもらえる方
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