今回は、病気の話から離れ、猫を飼ったことのある方、現在一緒に生活を共にしている方、また、まだ猫と共に生活をしたことがない方に、猫という存在を感じていただきたく書かせていただこうと思う。


私自身は、幼い頃から猫、犬共に生活を共にしてきた。どちらもそれぞれのかわいさがあり、どちらの方が可愛いとはいかないのはもちろんだが、個人的には圧倒的に猫派だ。


従順さや、なつっこさ、飼い主に対する愛情表現が上手なのは、やはり犬なのだろう。その可愛さももちろん、お留守番が苦手な程、飼い主が大好き。飼い主側も当然ながら、しっかりとその愛情に応えてあげるだけの余裕と時間が必要となる。


対して、猫は、我が道を行く。飼い主と共存するものの、依存はしない。何かお願い事があったり、少し寂しさを感じ、甘えたくなった時には距離を縮め、かと思いきや、突然気分が変わり、触ると怒り出す。猫を知らない人は、それのどこが可愛いの?と思われることだろう。しかしながら、一度でもこの猫の魅力に囚われると、そこがまた可愛く思えてくるのだ。


また、猫には人を癒す力があることが最近になってわかってきた。よく喉を鳴らすというが、実際には、どの部分で鳴らしているのかは未だわかっていないらしいが、あのゴロゴロ音は、人の脳にリラックス効果をもたらし、多幸感、ストレス軽減効果があるらしい。


また、猫の身体そのものも癒しなのではないかと思われる。犬の体は硬く、高さのあるところから降りるのは苦手であり、怪我をすることもある。比べて猫は、柔らかくしなやかで、つかみどころのない触り心地が何ともいえない。また毛質も、犬は硬めでごわついたしっかりとした毛質、猫はふわふわとした柔らかな、よく表現されるもふもふ感がたまらない。(個人の感想)


また、犬は人間の生活に合わせるが、猫は人間を合わせさせる。時にそれは夜中でも構わず起こしにかかる。寝不足になることも多々だが、何かを訴えてきてると思うと何故か起こされることも嬉しかったりもする。


起こし方も様々だ。甘噛み、ゴロゴロ、すりすり、頭突き、飛び乗り、とかなり激し目なのもあるご、それすらも愛おしい。(完全なるマインドコントロール)


また、犬は大抵好き嫌いなくなんでもよく食べてくれる。猫は、食べる量や種類も突然変わる。昨日まで大好きだったものも突然、食べなくなる。ある時は、ペロリとたいらげ、大好きなのかと思いきや、次は匂いを確認して砂をかける(動作をする)。食べない、、、一口も食べない、、、???こうして振り回されるのだ。


これが、療法食ともなると、数少ない中で、お気に召すものを数種類常にストックしておかなければという状況となる。お気に入りが数種類見つかればまだラッキーで、見つけられない場合、長い期間フードジプシーを経験することとなる。(猫飼いの皆さんは、あるあるですね)


こういうことから、猫飼いは下僕と言われる所以となる。もちろん幸せな下僕だ。


とある保護猫活動をしているかたが、おっしゃっていたが、猫は食べて、うんち、おしっこをキチンとしていれば、それでいいと。要は健康でそこに居てくれれば良いということだ。存在していることが重要なのだ。


※全て個人の主観によるものです。