先日、猫破歯細胞性吸収病巣という病気に罹患しているとブログを上げさせていただいたが、多発性嚢胞腎に罹患しているため、全身麻酔での歯の治療はリスクが大きいとのことで、他の方法がないか、いくつかの病院に相談してみた。


中には、そもそも猫破歯細胞性吸収病巣ではないのでは?との診断もあり、歯ブラシで傷がつき、一時的に歯肉が腫れ出血した?とも、、、見解がさまざまで、


結果、

・痛がって食事が取れない

・食欲が減っている

・出血が続いている

・細菌性の虫歯等

・歯石が多い

には当てはまらないため、現状のお手入れを続けて様子を見ることとなった。ちなみに歯周病でもないとのこと。


残念ながら、多発性嚢胞腎に罹患しているため、腎機能低下となった場合、通常の腎臓病とは違い、失われた腎機能が復活できることは難しく(通常の腎臓病の場合、輸液などで、一度もちなおせる場合も多々あり、その際に食事が取れるか取れないかで余命が変わる。が多発性嚢胞腎の場合、輸液は、嚢胞を大きくすることにもなり得るため同様の処置となるかは、ケースバイケースとなる)、いかにそこまでに至らせないかが勝負となる病気なので、腎機能低下に伴い口腔環境が影響し、食欲低下から全身症状の悪化と進むことが多い中、この病気に罹患している場合、口腔環境よりも先に腎機能低下による食欲低下で、食事が取れなくなる方がはるかに多く、そのため、腎機能に負担をかける全身麻酔は、命に関わる場合を除き避けるのがベストだということだ。


そこで、ご提案いただいたのが、「K-ブラッシュJ」という製品だ。国産ホタテの貝殻からできた天然の抗菌剤(食品添加物)で、口腔内環境の改善と、歯石除去に効くらしい。


ただ、兄猫の場合、尿管と腎臓に結石があるため、サードオピニオンの病院で、石に影響を及ぼす可能性がないかを相談、確認してから検討してみることとした。


パンフレット上は、良い効能しかないようだが、さまざまな病気に罹患している場合は、安易に取り入れるのは、どのような影響が出るかわからないため、慎重にならざるを得ない。


気になる方は、かかりつけ医にご相談されてみてはいかがでしょうか。


次回→多発性嚢胞腎定期検査結果(減薬後)