前回のブログでトルバプタンの効果効能を書かせていただいた。それを踏まえ、我が家の兄猫の治療方針を書かせていただこうと思う。
まず、我が家の兄猫には、腎臓、尿管結石があり、膀胱には結石砂もある。そして多発性嚢胞腎が両腎にある。
※多発性嚢胞腎の猫ちゃんには、結石があることが多いので、合わせて検査をしてみることをお勧めする。
治療としての服用薬とその効果を下記にまとめる。
<トルバプタン>
・嚢胞の維持および縮小
・腎臓保護
<ラプロス>
・腎臓の炎症抑制
<ウラリット>
・シュウ酸カルシウム結石予防
<アゾディル>
・血液中の老廃物除去(QOL向上)
トルバプタンを使用すると、どうしても腎臓の働きを抑える効果が出てしまうので、クレアチン値が上がり、血中に老廃物が増え、腎臓に問題がないとはいえ、本人にとっては、だるさ、疲れやすさ等々の不調要素になりうるので、その老廃物を吸着し、排出してくれるアゾディルを使用し、体調管理を整える。
現状は、上手くそれぞれの薬の効果があり、すこぶる体調が良く過ごせている。猫ちゃんにより、少しずつ症状も違ってくるかと思われるので、そのあたりはかかりつけ医と相談の上、1番良いと思われるものから試し、どれを選択し、使用していくか検討しながら進めていくと良いのではないかと思う。