前回の血液検査から、結石用ごはんと腎臓用ごはんを半々、総合栄養食ウェット(あまり食べないのでたまに)と一般食ウェット(水分補給として)の食事を、兄猫には食べてもらっているが、ロイヤルカナンの早期腎臓サポートドライが、腎臓だけでなく、シュウ酸カルシウム結石にも対応しているとネットで見かけたので、直接ロイヤルカナンへ問い合わせてみることにした。


<問い合わせ内容>


罹患している病名

・多発性嚢胞腎

・腎臓、尿管、膀胱にシュウ酸カルシウム結石


食べている療法食

・ロイヤルカナンユリナリーS/Oエイジング7+CLT

・ロイヤルカナン腎臓サポートセレクション


質問

腎臓サポートセレクションと早期腎臓サポートは、シュウ酸カルシウム結石にも対応しているのか?


回答(原文のまま、質問内容外を省く)

「腎臓サポートセレクション」と「早期腎臓サポート」もシュウ酸カルシウム結石の予防としてお使いいただくことができる製品でございます。シュウ酸カルシウム結石は、食事で溶解することができない結石のため、予防として、尿をなるべく濃くしないような配慮のある製品をお使いいただくことがございます。シュウ酸カルシウム結石は、様々な原因でできる石ですが、原因の一つとして、腎臓の働きが低下することも影響すると考えられております。


上記のような回答が、割と早くいただけた。

要は、石用ごはんのようなphコントロールは含まれないが、尿量を増やして予防する効果はある。また、腎臓自体に問題があることにより、石もできやすい体質のため、腎臓に負担のかからないような食事を選択することが予防に繋がるというような内容だ。しかし、それぞれの成分を確認すると、どちらにもクエン酸カリウムが含まれており、これは、ウラリット配合錠と同様の成分であり、ある程度のphコントロールも期待できるようなごはんだと思われる。


今回、逆の質問で、石用ごはんが、慢性腎不全に対応しているかは含めなかったが、これに関しては、関東の動物病院の獣医から、ロイヤルカナンユリナリーS/Oシリーズ全般が、腎不全には対応していない旨伺っていた。ただ一つ、兄猫が食べている「ロイヤルカナンユリナリーS/Oエイジング7+CLTのみ腎不全にも対応しているとのことで、現在は、このふたつを半々で食べてもらっている。


しかしながら、血中カルシウム値が高くなってきている点、SDMAおよびクレアチンが高値になってきており、BUNに関しては、アゾディル効果か、変動なしという数値。FGF23(腎不全進行度)は、標準値で腎臓食は、まだ始めなくても良いという値ではあるが、血液検査結果では、相反して腎臓食を始めた方が良いと言う結果に思える。ただ、ここで問題が腎臓食にすることによって、結石が作られやすくなってしまうことだ。そこで、現在兄猫に食べてもらってるごはんについて、メーカーに問い合わせをしてみた結果、今はこの半々ごはんがベストなようだ。


ただし、現実的には、弟猫(今のところ健康、過去にストラバイト結石あり→食事療法にて完治)が、ロイヤルカナンニュータードケアとヒルズプリスクリプションダイエットC/Dマルチケアコンフォート+メタボリックス(尿ケア+体重管理)を食べているので、仕事で留守中の置きごはんは、バイキング状態となり、好きなものを食べている。


ロイヤルカナンからの回答の通り、シュウ酸カルシウム結石は、食事では溶解出来ない結石のため、他にも予防策が必要だということを改めて認識させられたので、結石予防について、調べてみたいと思う。また、それについても後日UPしたいと思うので、宜しければ参加にしていただければ幸いだ。