今回、様々あるサプリの中から、何故アゾディルを選択したのかを書いていきたいと思います。


そもそも、今回どうしてアゾディルを取り入れようと思ったのか、それは前回の血液検査にてクレアチン値が上がったこと。また、そのタイミングで、フォロワーさんから情報提供いただいたことから、検討することにした。


まずは、似たような作用のあるサプリが様々ある事を知り、それぞれを調べてみた。(最後にまとめて記載有り)

そした、今、我が家の兄猫に1番合っているものは、何かを考え、関東の獣医に相談の上、始めることにした。


クレアチンの値が上がる原因は、

①腎臓疾患

②筋肉由来(筋肉中の老廃物)

③タンパク質の老廃物(血中尿素窒素BUN)

④脱水

が主に考えられる。


①は当然遺伝性多発性嚢胞腎なので、それでも、今まではうまくコントロールし、ギリギリでも正常値に収まっていたものが、今回上がってしまったことから、良いサプリがあると教えていただき、関東の獣医にも確認をとったところ、併用に何ら問題はなく、体調がよくなったり、数値も下がる可能もあるとの見解をいただいた。


④の脱水については、腎臓の悪い子は、基本脱水症状だということ。ただ、我が家の兄猫は、トルバプタン(利尿剤)を服用しており、さらに最近増量したばかりだ。水もたくさん飲んではいるが、もしかしたら、追いついていない状態から数値が上がった可能性も考えられるが、目に見えての脱水症状はなく(輸液の必要なし)これだけが、上がった原因とは考えにくい。


また、腎臓に負担のかかるリンについては、結石の時にも書かせていただいたが、シュウ酸カルシウム結石のある子には、リンとカルシウムのバランスが非常に大事で、今検査結果待ちのFGF23(腎不全進行度)の結果次第で、まず行うとしたら食事でのリン制限からが望ましいと言うことなので、いきなりリン吸着剤サプリは、時期尚早、また結石的にも、今回は候補から排除。


また腎臓病では、脱水、貧血、高血圧も合併することが多々のため、血圧測定に奮闘している最中だ。

貧血に関しては、今は問題なし。


それで、下記に記した様々なサプリ(まだあると思われるが、代表的なものだけ抜粋)のなかから、副作用が考えられないもの、安全性に配慮されたもの、動物病院でも取り扱いのあるもの、現在治療中の薬と併用可能なもの等々を考慮した結果、アゾディルを始めてみることにした。


腎臓病で、日々奮闘されている飼い主様の参考になればと思い、まとめてみました。また、アゾディルは、大きくて飲ませづらいと言うコメントが多かったため、実際の大きさも画像にて添付したので、興味のある方はご確認いただきたい。


我が家の兄猫は、大型種なので、カプセルを少し水で濡らしツルツルな状態にしてから、喉の奥の方へ押し込むと飲んでくれる。その後、食道で止まらないようにシリンジで、水を飲ませている。


シリンジも腎臓病の子には、用意されておいた方が良いアイテムのひとつだ。採尿の際や、今回の薬を飲ませる際、また、流動食にも利用できる。もちろん液体の薬にも。使いやすいのは2.5ml〜5ml。流動食となると10mlあってもいいかもしれないが、小さい方が、少しずつ飲ませることができるのでお勧めだ。






<リンに関するサプリ> 

主にリン吸着剤と呼ばれるサプリ。食事由来のリンを吸着し、便として排泄


①カリナール1消化管内で植物由来のリンをしっかりキャッチし、無味無臭パウダーで給与しやすく、フードの味に影響を与えない。






②プロネフラ食事に混ぜたり、直接経口給与も可能な液体状。4つの成分が多方面に働き、腎臓の健康を維持する。






③ネフガード

多孔性構造体で、吸着力が強く、分子量100〜90,000位までの物質を吸着。継続して食べてもほとんど便秘にならない。






④レンジアレン フードに混ぜて、フード自体のリンを吸着し、さらにお腹の中でも食事由来のリンを吸着。










<タンパク質に関するサプリ>

①アゾディル

窒素老廃物を栄養源としてりようできる3種の善玉菌を配合。











②カリナール2善玉菌である乳酸菌と、その栄養源となり増殖を助ける物質が含まれており、療法食玉併用可。









<リンとタンパク質の両方に関するサプリ>

①カリナールコンボリン吸着と消化管内窒素物のケアを同時に行える。











<貧血に関するサプリ>

①FCVリキッド

鉄分、銅、ビタミンB群を配合。血液の生成に必要な栄養素を補うことができる。






②FCVリキッドpro

FCVリキッドに、ブルーベリー茎エキスを配合することで、高い抗酸化力で毛細血管の健康維持をサポート。





<シリンジ2.5ml>