これまでお読みいただいてる方は、既にご存知の通り、我が家の兄猫は、多発性嚢胞腎で腎不全ステージ2〜3(今現在)にシュウ酸カルシウム結石が両腎臓と尿管、膀胱に結晶がある。


取り急ぎ急性腎不全ステージ3〜4という命に関わる状態に陥り、詰まった尿管結石(片側)を膀胱吻合術という術法で手術をしてもらい、現在、腎不全ステージは2〜3に落ち着いている。術時に感染した緑膿菌が除ききれず、今も膀胱に存在しているせいか、目には見えない程度の血尿とたまに頻尿症状が出る。


療法食は、当初腎臓食をかかりつけ医から指示を受け、食べてもらっていたのだが、結石手術後は、大学病院とサードオピニオンの病院から、今は結石治療が優先と言うことで、石の療法食を食べている。


食べているのは、

ロイヤルカナンユリナリーエイジング7➕(ちなみに現在5歳)をメインに、弟猫は、一時ストラバイト結石になった(兄猫もストラバイト結石もあったが、その後療法食で完治)ことから、ヒルズC/Dマルチコンフォートメタボリックスとロイヤルカナンニュータードケア

お留守番中の置きごはんなので、実際は、2人ともどれも食べていると思われる。


おやつには、なるべくウェット系の水分を中心にあげたいところだが、ドライ派の子には、ロイヤルカナンから石用のトリーツが出ているので、利用するのもありだと思う。我が家でも大人気で、1日のお楽しみとなっている。病院帰りには、ご褒美にニュートロちゅーる。病気とは言え、人間同様、できる限り食の楽しみは取っておいてあげたい。


ここで、注意点なのだが、意外と知られてないようなのだが、ロイヤルカナンS/Oシリーズの中には、腎不全の猫には奨励されないものもあるので要注意だ。ちなみに、ロイヤルカナンユリナリーエイジング7➕は、問題ない。結石からの腎不全になり、石のご飯をあげなければならない場合には、是非隅から隅まで療法食の内容を精査し、選んでいただくことをお勧めしたい。


また、我が家の兄猫のように、腎不全の悪化に伴い、腎臓食へやむなく変更しなければならない場合、今度は結石のコントロールをどうするか、副作用も含め主治医とよく相談の上、その子に合ったものを選んであげて欲しいと思う。